【名探偵コナン】虎視眈々。【男主】

じゅういち。 ページ14

『あ〜〜！』

自宅で情報収集をしていたのだが。
ちょうどほしい情報が引き出せない。

否、セキュリティが頑丈すぎるのだ。

『なんなんだよクッソ〜！腹立つなあ！』

生憎ハッキングの腕はあまりよろしくないが、出来るちょっとの力を使ってみた。が失敗、失敗。

映し出されるエラー表示はもう見飽きたところだ。

今自宅には自分しかいないこともありつい心の声を口に出してしまう。

『…はぁ。仕方ない。』

と、スマホを開き、電話帳から"そいつ"の名前を探す。





『あ、もしもし。今ひま？』

《は？いきなりなんだよ殴るぞ》

開口一番、物騒なセリフを吐いた男。
同じクラスメイトで俺のいわば協力者。

あ、別にキレてるわけじゃなく、自然とこういう乱暴口調になるらしい。

『いや〜実はさ、手伝ってほしいんだよね。
ちょっとセキュリティかたくて。ダメ？』

《…ったくしゃーねぇな。10分くらいで行く》

『マジ助かる！あざ〜す』



よし。もうハッキングはこいつに任せて俺は他の仕事しておくか。



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