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RINNE
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七「……誠に僭越ですが、」
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無視を続けるのかと思いきや。
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七「確かに自分とAさんは、」
七「お付き合いしているわけではございません」
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七「しかしながら、」
七「あなたが入り込める隙が、」
七「自分たちの間にあるわけでもございません」
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立ち上がり、せきを
切ったかのように口を開く。
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七「おわかりになりますか?」
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七「つまり、自分とAさんは、」
七「相思相愛なのですよ」
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刺すように鋭い視線。
だけど、自信たっぷりな副所長。
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七「なので、その馬鹿げた思考はさっさと捨て、」
七「先程の盗撮に等しい画像も早急に削除願いたい」
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七「あなたには、これから弊社所属のアイドルとして、」
七「血の滲むような努力が強いられるのですから」
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「お引き取り下さい」と。
眼鏡越しだってのに
物凄ぇ目力で訴えてくる。
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燐「…………、」
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…だからよぉ。
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俺にはその手の圧力は
通じねぇんだっつーの。
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それでまた
“脅した”つもりになってんのかよ?
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燐「…ふぅん、」
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俺は大人しく部屋を
出て行く振りをして、
くるりと方向転換。
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ついさっきまで副所長の座っていた
デスクに備え付けのご立派な回転椅子に
ドカッと腰を下ろした。
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時