見つけた光を愛して【沢北栄治】 (ページ8)

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深津「大丈夫か」

貴女「あっ、、、いえ、すみません、私は大丈夫です、ちょっと、外出てきます」

体育館の前のベンチに座った。

貴女「(一番キツイのは選手だから私はしっかりしないと)ふぅー」

流川「A」

貴女「あ、かえちゃん」

流川「....おばさんのこと」

貴女「！」

流川「聞いた

一人で暮らしてるって」

貴女「うん

お母さん、出て行っちゃったから」

流川「....すぐ連絡できなくて悪かった」

貴女「ううん、大丈夫

姉さんのこともあったしお母さん疲れてるんだよ

だからきっと帰ってくる」

そんなこと思ってなかった。

母親に期待なんてしてない。

流川「思ってないこと言うな、母親は今」

貴女「全部知ってるよ、どこにいるのか

かえちゃんのお母さんが全部調べてくれたの

私を捨てたなんて思いたくなかった」

実はこっそりかえちゃんのお母さんに全部調べてもらった。

病院にいるとか何かわかるかもって

男の人の家に行って新しく暮らしてることが分かった。ただそれだけだった。

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流川「落ち着いたか」

貴女「うん」

流川「神奈川に来てもいい」

貴女「行かないよ、山王が好きだもん」

流川「....そうか」

貴女「ありがとう」