見つけた光を愛して【沢北栄治】 (ページ6)

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初手、まず沢北先輩がスリーポイントを決めた。

ゾーンプレスが始まる。

貴女「(流石にゾーンプレスの対応までは練習してないか、それともリョーちゃんもなにか隠してる？？)」

山王側に点が入り点差が開き始めた。

堂本「幼なじみなんだろう、あの７番は」

貴女「はい」

堂本「かなり変わっているのか？プレーは」

貴女「メンタル面が強くなってます

スキルも向上してて、元々上手かったんですけど」

堂本「なるほど」

タイムアウトの笛が鳴った。

貴女「松本先輩、あの、大丈夫ですか？」

松本「あ、おう」

貴女「....ならいいんです」

14番に関して気になることがあり、一応確認のために聞いておいた。

松本先輩が大丈夫と言うのだから大丈夫なのだろう。

大丈夫、勝てる。私が信じないと

タイムアウトが終わり、フリースローが決まると3人が走り出した。

貴女「(破られた、ゾーンプレス)」

かえちゃんがダンクを決めようとしたが河田先輩が阻止、桜木花道くんのシュートも止めた。

貴女「(まだ、ある)」

結局山王がボールを取り返した。

あっという間に堂本監督の指示通り20点差となった。

堂本「＿＿＿＿＿＿＿」

貴女「(リョーちゃんはこのくらいじゃ諦めない、絶対何かしてくる)」

タイムアウトが明け試合の動向を見ていると予想通り開いていた点差が縮まってきた。