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夜
先生「明日、月倉先生が出るって、大会出場者名簿に名前があった」
貴女「先生どうしよう、私、負けちゃう」
先生「大丈夫だ、負けないから」
貴女「んぅぅ」
不安を残したまま翌日になり袴に着替え、大会に出た。
初戦は14枚差、二試合目は16枚差
三試合目は9枚差、四試合目は6枚差
五試合目、六試合目共に18枚差で勝ち上がり決勝まで残った。
もう既に夜になっている。
月倉「大きくなったねぇ、Aちゃん」
貴女「ひぃ〜、せ、先生、、、どうしよう」
先生「大丈夫大丈夫」
15分間で覚えたあと試合が始まった。
《ゆ》
パシッ
《らのとを〜》
一枚目は取れた。藤間先生の陣の右下段一番端にゆらがあり、札の縁に触れて取った。
その後も連取したものの何枚か抜かれてしまい、まだ負けていた。
貴女「(そういえば、しの、また無い)」
しのぶれどが場にないことに気づき、少しだけショックを受けた。
《はな》
パシッ
《さそふ〜》
なんとか一枚取り、差を縮めた。
送り札に村雨のを送った。
月倉「(相変わらずの攻めがるただね)」
貴女「(とりあえず攻める、村雨抜いてやる)」
《ふりゆくものはわがみなりけり、、、m》
パシッ
《らさめの〜》
抜いた。
先生より早く、抜けた。
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作者名:さくら | 作成日時:2023年3月11日 9時