バスケ馬鹿とかるたバカ【沢北栄治】 (ページ25) - 小説

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かささぎのページ25

貴女「広島、初めて来ました」

ホテルの部屋でそう話しながら部員達と交流していた。

沢北「Aちゃん、かるた見せて」

貴女「はい、これです」

箱から出すとかなり使い込まれた百人一首が出てきた。

深津「使い込まれてるぴょん」

貴女「幼なじみが私の誕生日にくれたものなんです。ずっと安いのを使ってたので

もうA級なんだから良いのを使えって

大事に使い続けたらボロボロに

でも、このかるたが一番いい」

一番上にはしのぶれどの札があった。

貴女「もう何年も来てくれないのね」

悲しそうにしのぶれどを見つめていた。

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作者名：さくら | 作成日時：2023年3月11日 9時