助けて【三井寿】 (ページ29)

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母「おかえりなさい」

貴女「ただいま」

母「寿くんももうちょっと居てよ」

三井「すいません」

貴女「私そっちで寝る」

母「はいはい」

五十嵐「Aちゃん、これ食べるかい？」

貴女「お腹いっぱいなんで大丈夫です」

母「敬語やめなさいよ、お父さんなんだから」

三井「A、外見てみろよ」

貴女「綺麗」

三井「だろ？」

母達が話し出したところでこっそり手を繋いだ。

貴女「明日はどうする？」

三井「水族館」

貴女「やった、行く」

三井「１０時に迎えに来るからな」

貴女「うん」

手は離さず、外を見ていた。

母「！」

繋がれた手を見た母は驚いたような顔をしていた。

そんな姿に全く気が付かなかった。

自分の寝るところに行く

三井「A？」

貴女「みっちゃんの匂いする」

三井「抱きついてるんだしそりゃするだろ」

貴女「みっちゃんの匂いは心の安定に繋がる、なんだろう、香水？」

三井「俺は香水はしてねぇ」

貴女「みっちゃんの匂い好き♡この匂いならどこでも寝れる」

三井「寝るのかよ」

貴女「寝ないけど」

三井「俺そろそろ帰るな、また明日」

貴女「うん、あ、みっちゃん待って、外まで一緒に行く」

母「母さんお風呂行ってくるわ」

貴女「うん」

外に出ると風が心地よかった。

三井「また明日」

貴女「うん」

唇が触れた。

五十嵐「....

Aちゃん、愛してるよ

早く俺の気持ちに気づいてね、それで早く、別れて」

その様子を窓から眺めていた。