助けて【三井寿】 (ページ20)

今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:3,893 hit

二度目の幼なじみページ20

その日、校門の前に彼が見えた。

貴女「みっちゃん！！」

三井「心配で会いに来た」

貴女「ありがとう、来てくれて」

抱きしめられ彼の匂いに包まれ安心してしまい、少しだけ泣いてしまった。

自宅まで行き、中に入ると母と五十嵐さんは帰ってきていた。

母「寿くん、おかえり」

貴女「ちょっと、私は？」

五十嵐「おかえり」

母「はいはい、おかえり、着替えておいで」

貴女「うん」

母「最近の子は幼なじみでも手繋ぐのね」

貴女「うわぁっ」

五十嵐「Aちゃん！」

三井「っぶねぇ、大丈夫か？」

貴女「ありがとう！」

三井「気をつけろよ、顔に傷でも残ったらどうすんだ、女なんだから大事にしろよ、綺麗な顔してんだし」

貴女「ｯ〜

そういうとこだよみっちゃん」

着替えてくると夕飯を食べ、お風呂に入った。

三井「すいません、風呂借りちゃって」

貴女「みっちゃん、アイス食べる？」

三井「俺はいいや」

アイスを差し出す。

貴女「私は食べよーっと」

三井「そんなに食えんのかよ」

貴女「わかんないけど大丈夫でしょ」

そう言ったものの半分くらい食べたところでお腹いっぱいになってしまった。

三井「言わんこっちゃねぇ」

貴女「どうしよう溶けちゃう」

母「いつもしないことするから」

五十嵐「俺が？」三井「俺が食うからよこせ」

貴女「わーい！」

三井「ん、食った」

貴女「早いよー」

三井「少食なAと一緒にすんなよ、現役の運動部だぞ？」

貴女「だよねー笑

ふわぁ〜眠くなってきた」

三井「髪の毛乾かせよ」

貴女「めんどい」

三井「ったく」

そんなことを言いながらもやってくれる。

母「ホントに優しいのね、面倒見よくて」

三井「俺がいなくて大丈夫かよ」

母「ドライヤーが心地よくて寝てるわね」

三井「運んできます」

母「お願いね」