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案内されたのは質素な、誰にも使われていないような空間だった。あるのはひとつの棚のみ。ここの部屋を見つけきれなかったのか、それとも意図的に隠されていたのか…そう思っていると清光は棚から袋の包みを取り出した。
加州「これが安定。だいぶ放置されてたから錆とかが酷いけど…」
「大丈夫ですよ。ここで霊力を解放するとバレるので離の方に向かいましょうか。」
そう言って部屋から離れようとすれば横からの殺気で清光も僕もそちらを見る。見慣れた2人、源氏の二人がそこに立っていた。髭切は楽しそうに、薄緑は忌々しそうにこちらを見ていた。
膝丸「ここで何をやっていた。」
「折れた刀を直す為に来ただけですが」
膝丸「そうやって仲間を増やしていたのか。弱さに漬け込んで、我らの苦痛を理解もしないで」
ギッと僕を睨みつける薄緑。清光は今剣と分かってる僕を心配そうに見つめていた。まさかこんな形で薄緑に会うとは…誰かが仕向けたのだろうか?三日月か?
髭切「ここに来ようと言ったのは僕だよ」
「…」
髭切「声には出てなかったけど態度で丸わかりだね。
うん、今剣みたいに」
ニコリと微笑み彼に鳥肌が経つくらいの憎悪感がふつふつと募り始めた。
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マイスヤ(プロフ) - 三条好きの審神者夜霧さん» ありがとうございマース。更新頑張ります! (2018年11月3日 19時) (レス) id: 85428b8470 (このIDを非表示/違反報告)
三条好きの審神者夜霧 - 続き楽しみにしてマース (2018年10月7日 18時) (レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
マイスヤ(プロフ) - ねこさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2018年7月27日 12時) (レス) id: 85428b8470 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 更新頑張ってください! 続き楽しみにしています! (2018年7月26日 22時) (レス) id: 4485053133 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 更新ファイト!です! (2018年7月19日 23時) (レス) id: 4485053133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煌牙 | 作成日時:2018年5月8日 1時