[刀剣乱舞]三条の短刀は…3[ブラック本丸]

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秋田に言われて僕と和泉守、堀川は大広間へと向かった。まさか斬るとは思わなかった。しかし何故斬られた。……僕の霊力がバレたか、今剣が本当のことを言ったか……

？「ーーー！！！」
？「ーー、ーー、ーーーーー？」

何か揉めている、争っているような声色が聴こえてきた。慌てて大広間の襖を開けると、鉄の匂いがし、目の前に赤が広がっている。

三日月「鶴よ、邪魔をするからそやつが来てしまった。」
鶴丸「……三日月、なんで今剣を斬った。」

鶴丸は今剣を守るように三日月の前に立っている。
大広間にいる刀は怯えたようにこちらを見ていたが、僕のことは眼中にない、今睨み合っているこのふたりに怯えているのだ。

今剣「あ、るじ……さ」
「喋ってはいけません、今剣。すぐに手入れを」
三日月「今剣を誑かしおって、人間如きが！！！」

鶴丸を押し退けて僕に刀を振りかざす三日月。
思わずそれが滑稽に見えてしまった。
前の本丸で僕を見下ろしていた三日月……
フッと薄く嘲笑ったのが僕でもわかった。

ｷﾝｯ

堀川「主さん！早く！」
「ありがとうございます、堀川」

僕は今剣を抱き抱えると大広間から出る。
ちらっと鶴丸の方を見て口パクで

『来たいなら来てください』

そう伝えた

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