[刀剣乱舞]ブラック本丸に行ったら竜に好かれた

龍が5匹 ページ5

「俺はよろしくしたくないけど、な！」

奥に座っていた白い刀_鶴丸国永が立ち上がって、
私に刀を向けながらこちらに歩を進める。大倶利伽羅は外に待機させているが、ここからの距離なら、
刀で受け止めるのは可能だろう。
鶴丸国永が刀を振り上げる。

ｷﾝｯ

「っ！約束ぐらい守れ！！」

大倶利伽羅が私を後ろにやると、鶴丸国永の刀を
受け止める。大倶利伽羅が出てきて大広間の刀剣のざわつきは大きくなる。目の前の鶴丸国永が1番驚いているが…

「っ。審神者、お前どういうことだ。
新しい大倶利伽羅か？」
「あ？」
「そう思うならそう思え」

大倶利伽羅は袖をめくって右の二の腕を見せた。
そこには包帯で巻かれており、その包帯の下には隠しきれてない傷跡がある。鶴丸国永はそれを見ると、ｽｯと刀を下ろして、大倶利伽羅に抱きついた。
あれ、私空気

「伽羅坊！なんで、おま、え、目」
「治してもらった」
「ならこっち側に戻ってくるよな！」

鶴丸国永は爛々とした目で大倶利伽羅を見ていた。
なんだろ、座りたくなってきた。立ってるのきつい。そう思っていると、いきなり手を掴まれた

「国永、悪いが俺はこいつを守ると決めた」
「……」

鶴丸国永の視線はゆっくり私に注がれた

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