はちちちちちち ページ8
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結局俺は流れに身を任せることとなり、その話はそれ以上深く掘り下げられることはなかった。
その後すぐに俺はご飯を食べ終え、祐吾に一声かけてから置いてある自分の服を持ってお風呂場へと歩を進めた。
今日はいつもより入念に洗わないと。臭いとかそんな理由でフラれたらコッチとしてはたまったもんじゃない。同じところを三回は洗おう、そうしよう。
着ていたものを全て脱いでお風呂に入ると、先ほど沸かしたお湯の湯気が立ち込めていて思わずクラっと来てしまった。ヤバイな。
クラっと来た理由はきっとお風呂場が温かいからとかお腹がいっぱいになったからとか最近全然寝れていなかったからとか色々あると思う。けど俺が今一番危険視しているのは、行為中に寝てしまうかもしれない危険性がある……ということである。
あんなに優しい祐吾だけど、いつ鬼のような顔になるか分からない。
仮にも組織の中で二番という座をもらっている人だ。絶対に表の顔や裏の顔の一つや二つあるだろうし、もしかしたら俺がNOCだとバレている可能性もある。
俺が寝ている間に銃でバンッていうのもあり得る話なのだ。
「……まぁ、きっとないだろうけど」
普段の接し方とか笑顔を見るに、作っている感はまずない。これで作ってたら演技力カンスト級だと思う。
それにバレてたらこんなに組織の機密事項を洩らすわけないだろうし。掴ませてもいい情報だけっていうには、かなりの量や質のものを教えてもらった気がする。
……そこまで考えて思考をストップさせた。死んだら死んだでその時はその時。俺よりも相手の方が上手だったってだけの話だ。
無心で体を洗ってお風呂から出ると、リビングに祐吾の姿がない。しばらく探していると寝室のほうから『椎、上がった？』との声が聞こえてきた。
あぁ、祐吾はもうお風呂入ってたんだ。少し震える自分の体を押さえつけ、寝室へと向かった。
「上がってくるの遅かったね」
ベッドの上にいた祐吾は隣を数回ポンポンと叩きながら聞いてきた。多分そこに座れってことなんだろう。
「そうかな？いつもより丁寧に洗ってたからかも」
「そっか」
会話が途切れて辺りを静寂が襲う。この家が防音に長けているせいか物音一つしない。
「椎」
名前を呼ばれて顔を向けると、かなり至近距離に整った祐吾の顔があった。
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玲 - 凄く好みな小説です！！！更新お待ちしてます。 (2019年4月29日 0時) (
レス) id: 19d3cc11d5 (このIDを非表示/違反報告)
花籠(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！私得すぎる設定っ！！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年4月28日 15時) (レス) id: 270ba45bd9 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - 心臓持たなそう。発作起きる。中破撃沈寸前。読みきれば、大破炎上で撃沈///△/// (2018年7月16日 7時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
まこふあ(プロフ) - 結衣さん» コメントありがとうございます！今のところ特に受け攻めはないですが、最終的には降谷さん攻めにするかなーと思ってます！ありがとうございました！！ (2018年7月15日 19時) (レス) id: f9ad2e5a55 (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - どっちが攻めですか？ (2018年7月15日 8時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこふあ | 作成日時：2018年6月25日 17時
