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じゅーにににに ページ12

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まさかそんなことを聞かれるとは全然思わなくて、『えっ?!』と割とデカイ声が出てしまった。もはや驚きよりも恐怖のほうが勝っている。


「寝てませんよ……?」


コンシーラーで隠したうえからのファンデーションという最強タッグでキスマを隠したにも関わらず見破るなんて。この前の隈といい今回のキスマといい、スゴすぎて本当に人間か疑うんですけど。



「まぁいい。来い」


機嫌の悪い上司に命令されて着いてくとかどんな罰ゲームだよ、なんて思いつつも大人しく着いていくことにした。


今の降谷さんに逆らったらとか、考えただけで鳥肌がたってくる。通常であんだけ怖いのだ。怒ってる最中に怒らすとか本当にただの自 殺行為でしかない。



「で、誰と寝たんだ」


「だから寝てないですって」


別に嘘をつく必要はないんだけど、男と寝た、更に俺は下だった、なんて恥ずかしくて、例え上司に嘘をつくことになったとしても絶対に言いたくないのである。ごめんね、降谷さん。


「じゃあこのキスマはどう説明するんだ」



隣を歩いていた降谷さんが急に立ち止まったと思ったら、グッと左手を捕まれてそのまま引き寄せられる。唇があと数センチで重なりそうだ。


ビックリしたのも束の間、俺の両腕を降谷さんが片手一本で拘束してキスマがある位置に手をかけた。途端に焼けるように痛くなり、強い力でゴシゴシと拭われているのがわかる。


「え、ちょ、まっ……、」


抵抗むなしく俺の鉄壁の防御は破られた、嘘だろ。きっと首もとには昨日つけられたのが現れているはずだ。こうなったらもう嘘を突き通せない。


諦めて降谷さんに向き直った。といっても拘束された腕は一向に離れないし、距離も近いままなんだけど。



「前々からハニトラを仕掛けていた人と寝ました。キスマはその時のものかと……」


降谷さんに見つめられると、なんだか自分が悪いことをしたかのような気分になって申し訳なくなる。語尾がだんだんと小さくなってしまったが仕方がない。



しばらくしても降谷さんからの反応はなくて、いつの間にか下がっていた目線を上げると、獣みたいな怖い目線を向けられていた。解せぬ。


さぞかし俺の顔は困惑に満ちていただろう。それに追撃するように顔が近くなっていって、あわあわとしていたら肩に重みを感じた。


次いで襲ってきたのは、ピリッとした痛み。

じゅーさんんん→←じゅーいちちち



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- 凄く好みな小説です!!!更新お待ちしてます。 (2019年4月29日 0時) (レス) id: 19d3cc11d5 (このIDを非表示/違反報告)
花籠(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!私得すぎる設定っ!!!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年4月28日 15時) (レス) id: 270ba45bd9 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - 心臓持たなそう。発作起きる。中破撃沈寸前。読みきれば、大破炎上で撃沈///△/// (2018年7月16日 7時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
まこふあ(プロフ) - 結衣さん» コメントありがとうございます!今のところ特に受け攻めはないですが、最終的には降谷さん攻めにするかなーと思ってます!ありがとうございました!! (2018年7月15日 19時) (レス) id: f9ad2e5a55 (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - どっちが攻めですか? (2018年7月15日 8時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まこふあ | 作成日時:2018年6月25日 17時

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