追試の結果 ページ10
「何で……何で……、まったくあがってないのぉぉおお!?」
机に泣きつく。
すると、坂田くんが「そりゃそーやろな」と笑いながら言った。
「だって結局、僕と浦さんで取り合いしてて勉強少しもやっとらんからなあ。」
追試の結果は少しも上がってなく、それどころか、多少下がっているというのだから自分の馬鹿さを嫌という程感じた。
「でも確か、追試ってテストよか難易度下がるはずやけど。何でもっと下がっとんの?」
遠回しに「馬鹿すぎやろカス」って言われている気がする。
坂田くんてば、そんなこと言う子だったなんて……。しくしく。
「何、泣き真似しとんの。てか、そんなことするくらいだったらしっかり家で勉強してきたらええやんか。やってこなかったぶん、自分に帰ってきただけや。」
「う……。全く持ってその通りです……。」
胸が痛い。
正論をズカズカと言われて苦しい。
「……よしっ、今度こそ俺と浦さんがしっかりと教えたる!次のテストで本気出したろ!!」
「坂田くん……。うんっ、任しとき!!」
親指を立てて坂田くんに向ける。
そーだよね。坂田くんってば、なんて優しいの。
次のテスト頑張ろ!!
「なんやねん、任しときって。」
「え、方言女子は萌えるって聞いたよ」
「状況が状況やから、全然萌えへんかった。ほかの時やってくれる」
「いや!!」
あれ、そう言えば坂田くんのお願いなんも聞いてないや。
ま、いっか。本人が忘れてるんなら。
てかあれ、なんか忘れてる気がする。
何頑張ろうとしてたんだっけ?
そしてAは同じことを繰り返すのだった。
127人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
皇 惺羅@あゃラギギャラクシー(プロフ) - miimiさん» 嫌wwwおかしいwww (2019年9月25日 20時) (レス) id: d3b39c4d26 (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - 皇 惺羅@あゃラギギャラクシーさん» 草禿げるってなんですか!残念ながら、これ以上禿げられないんです…… (2019年9月25日 20時) (レス) id: 37a6b5b38f (このIDを非表示/違反報告)
皇 惺羅@あゃラギギャラクシー(プロフ) - 謝罪してるの草生えてしまいました。草禿げましょう (2019年9月25日 19時) (レス) id: d3b39c4d26 (このIDを非表示/違反報告)
皇 惺羅@あゃラギギャラクシー(プロフ) - miimiさん» ふ る し か な い ! (2019年9月25日 7時) (レス) id: d3b39c4d26 (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - 皇 惺羅@あゃラギギャラクシーさん» ふ ら れ た ! (2019年9月24日 22時) (レス) id: 37a6b5b38f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ