隣の坂田君はどうやら私の事が好きらしい【あほの坂田】

隣の席の坂田君に好かれているらしい ページ1

『ん…』

私は、暖かい日差しを身体全体に浴びながら息を漏らす。

あー、やっぱり窓側の席はいいや。





「なあなあ」

天気がいい日なんて特にいい。

「なあなあ」

…気持ちがいいなぁ…。

「なあなあ〜」

…鳥のさえずりが聞こえる…気がする！！

「なーあーなーあー！！」

『うるっさいな！何よ坂田君！！』

私は、思いの外大声だったようで、先生に睨みつけられる。

私は、多少萎縮しながら坂田君を睨みつける。

『ああもう、坂田君のせいで怒られちゃったじゃない』

「なんで？」

もう、いい！！

『で、なんか用？』

「いや、な」

坂田君は、頬を赤く染めた。

赤く染まった頬を隠すように机に突っ伏す坂田君。

「…めっちゃ、好き」

『〜っ！？』

「ああ〜、もう！可愛すぎるやろ！！」

思わず坂田君の顔を覗き見ると、耳まで真っ赤に染まっていた。

なんだか、心なしか自分の頬まで熱い気がする。

「もう、好き…。」


どうやら私は、隣の席の坂田君に好かれているらしい。

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