お兄ちゃん呼び ｰ黒の独白ｰ ページ38
(side BLACK)
______おにいちゃーん！
俺のことを "お兄ちゃん" と呼ぶAはまだ舌っ足らずで、それがより彼女の可愛さを引き出していた。
俺が関ジャニ∞としてデビューするよりも前、ジュニアのときまでは確かにAは俺を "お兄ちゃん" と呼んでいた。
それやのに……
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『お兄ちゃん、今日はお休みの日なの？』
横「そやで。今からすばるとヒナと遊びにいくけど、Aも来るか？」
『行くー！』
俺がそう言うとAは嬉しそうに出かける準備をし始めた。
お気に入りのパーカーを羽織って、お気に入りの小さなポシェットを肩にかける。
『よいしょ、……準備できた！』
まだ靴紐が結べないAは、マジックテープのついた小さな靴ばかり履いていた。
Aの小さな背も、小さな手足も全部が愛おしい。
横「ほな行こか」
『うん！』
俺はAと手を繋いで今日の待ち合わせ場所へと向かう。
すばるとヒナがAと仲良くなってから、2人は「Aに会いたいから、俺らと遊ぶ時はAを連れてこい」と何故か命令口調で言われたのを覚えている。
すばるとか最初の頃全然Aと話せへんかったのに、何の心変わりがあったのか、今では「Aは将来俺と結婚するんやで」とか抜かしとる。
結婚なんて許さへんからな！
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待ち合わせ場所の公園に着くと、ブランコに乗って楽しそうに話すヒナとすばるの姿が見えた。
横「おう、来たで」
『すばるくん！信ちゃん！』
渋「おー、おはようさん」
村「A、この前こけたばっかなんやから走ったらあかんで！」
Aに話しかけるヒナに「母親か」とツッコミたくなるのは俺だけではないはず。
渋「なんやA、久しぶりに見たのにまだ小さいやんけ」
横「久しぶりて……1週間前に会ったやろ」
渋「1週間もあれば大きくなるやろ」
村「そんな早く成長するか！」
渋「まだ赤ちゃんやん、サイズ的に」
『A、赤ちゃんやない！』
村「ほーら、怒ってもうたやんか」
『すばるくんだって小さいくせに！』
渋「あ、あほぬかせ！俺はまだこれから伸びるんじゃ！」
『Aだっておっきくなるもん！』
やいやい言い合う2人をヒナが止めるまでがよくあるパターン。
俺はこの時間が意外に好きだったりする。
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ミッキーナ - 思いきっていくぞ (2022年4月21日 16時) (
レス) @page1 id: a7073e1cbf (このIDを非表示/違反報告)
あじま(プロフ) - 紗さん» コメントありがとうございます！不定期更新になってしまい本当に申し訳ないです……(;_;)これからも読んでいただけたら嬉しいです！^^ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 9019a7eb22 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - はじめまして！とってもおもしろくてあっという間に読みました！！続きが楽しみです！更新楽しみにしてます！^ ^ (2019年10月2日 6時) (レス) id: d2cf8ed97e (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - これから全て読ませていただきます。楽しみに待っています。 (2019年9月27日 1時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - ありがとうごさいます(；；)もちろん全て拝見させていただきます！！！更新頑張ってください！！ (2019年9月23日 16時) (レス) id: 499224cb91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじま | 作成日時：2019年9月6日 19時
