ひざまくら（緑） ページ17
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早く来すぎてしまった。
1つ前の仕事が終わって、することもないから次の仕事場所まで向かったはいいものの、時間が有り余っていた。
楽屋の長いソファに座って雑誌を読む。
しばしの暇つぶし。
すると突然、楽屋の扉が軽くノックされた。
『はーい』
スタッフさんかな？
扉はゆっくり開いて、ノックの正体が姿を現す。
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大｢あ、Aちゃんおった｣
『えっ、忠義くんだ』
のっそり楽屋に入ってきたのは、紛れもない忠義くん。
『偶然だね、仕事？』
大｢うん。次雑誌の撮影が入っとるんやけど、機材のトラブルで結構遅れるらしいわ｣
『あー、そうなんだ』
それで会いに来てくれたのか。
それにしても、忠義くん……
『すごい眠そう』
大｢ん、眠い｣
ふわぁぁと大きな欠伸をしながら、ゆっくり私が座ってるソファに近づいてくる。
大｢なー、Aちゃん｣
『ん？』
大｢膝枕して｣
『え、まさか私の膝で寝るつもり？』
大｢おん、ぐっすりと｣
別にいいけど、
と言うと忠義くんは｢やったぁ｣と顔をくしゃっとさせて笑った。
ごろん
私の膝に頭を乗せて仰向けになる忠義くん。
大｢あー、寝れそ｣
『それは良かったです』
大｢Aちゃんは辛くない？｣
『ん、大丈夫だよ』
大｢それは良かったです笑｣
眠そうな声で私の真似をする忠義くん。
仕事大変なんだなー。
なんて他人事のように考える。
大｢なーんかこうしてるとさ、｣
『ん？』
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大｢恋人みたいやね｣
ぎゅっと手を握られる。
『あー、確かに笑』
大｢え、ドキドキせえへんの？｣
『んー、忠義くんはしょっちゅう抱きついてくるから慣れちゃったよ笑』
大｢……なんや、ドキドキしとるん俺だけやん｣
つん、と唇を尖らせる忠義くん。
でもやっぱりすごい眠そうで。
『ほら、寝るんじゃなかったの？』
大｢ん、寝る｣
『ふふ、おやすみ』
大｢ええ夢見れそうやわ笑 おやすみ｣
ゆっくり目を閉じる忠義くん。
いやーイケメンが私の膝で寝てる、眼福ですわ。
気持ちよさそうに寝てる彼を見てか、私も眠くなる。
この後2人で寝てるのをマネージャーにこっそり撮られたのを知るのは、少し後の話。
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ミッキーナ - 思いきっていくぞ (2022年4月21日 16時) (
レス) @page1 id: a7073e1cbf (このIDを非表示/違反報告)
あじま(プロフ) - 紗さん» コメントありがとうございます！不定期更新になってしまい本当に申し訳ないです……(;_;)これからも読んでいただけたら嬉しいです！^^ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 9019a7eb22 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - はじめまして！とってもおもしろくてあっという間に読みました！！続きが楽しみです！更新楽しみにしてます！^ ^ (2019年10月2日 6時) (レス) id: d2cf8ed97e (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - これから全て読ませていただきます。楽しみに待っています。 (2019年9月27日 1時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - ありがとうごさいます(；；)もちろん全て拝見させていただきます！！！更新頑張ってください！！ (2019年9月23日 16時) (レス) id: 499224cb91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あじま | 作成日時：2019年9月6日 19時
