ゴリ押し ページ8
ロボットの彼が天井を開けようとしてくれているが邪魔されたら、それで終わりだ。影の気を引くように動いては攻撃を繰り返す。
「キリがねぇ!こっちが倒れちまいそうだ!」
「意地でもたえる!」
ウィーズィーは炎を出しながら苦しそうな顔をしている。
ボゴォ!!
「空いたぞ!今じゃ!!」
日の光が差し込んで一ヶ所だけ明るくなる。
走って光まで動かす。影は迷わず追いかけ、すぐに光の中に入ってしまった。
ギャアああああああああああ!!
地面が揺れるくらい凄い音。それと同じように影の体がボロボロと崩れていく。チラリと石のようなものが見えたのを逃さなかった。
「おい、お嬢ちゃん!?」
ロボットの手に乗る。間違いない、あれが心臓のはずだ。
「近づけて!いけそうなの!!」
[・・・ワカリマシタ]
ロボットは腕をあげて近づける。こちらの考えを理解したようだ。
頭に飛び乗ると、心臓らしき石に向かって動く。体は沼のようにねばねばしている。
「やめろ!!もういいだろ!」
「もうちょっと!あと少し・・・」
標準を石にあわせる。それと同時に片腕を捕まれる。それでももう片方で打とうとする。
ミシ、ミシミシ・・・
腕の骨の音か、しかし、痛くない。
「うおりゃああああああああああ!!」
ほぼやっつけでも打った。奇跡か、石が粉々に砕けた。
バリンッッ
腕が限界を迎えた。薄れ行く意識の中で確認出来たのは玩具のように腕が取れたことだった。
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こけし(プロフ) - 主人公めっちゃかわいいいいいいい (2019年5月1日 16時) (レス) id: a795aaea54 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - アッアッ、ありがとうございます!スローペースになりますが、頑張ります!! (2017年12月19日 22時) (レス) id: 92b29f6b3c (このIDを非表示/違反報告)
yotty - 面白いです!続き楽しみにしてます! (2017年12月19日 19時) (レス) id: f749c0c83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラ | 作成日時:2017年12月16日 0時