まだまだ子供 ページ4
「さて、契約も終わったしさっそく働いて貰うが・・・ダイス！！」
なんだか、聞き覚えのある名前・・・
「お呼びでしょうか。ボス」
特徴的なサイコロ頭。間違いない。kingdiceだ。ちょっと苦手。だって一番苦労した相手。
「コイツが新しいファミリーだ！いろいろ教えてやれ」
「はい。了解しました」
頭を下げてから、こちらを向く。思わずビクリと震える。
「では、こちらに。お嬢さん」
「は、はい・・・」
やっぱり、苦手かも。そう思いながらついていくと、一つの部屋につく。
「さて、ここの仕事ですが・・・なにか特技はありますか？」
「え！？えっと・・・あの」
特に思い付かない。だいたいゲームくらいだ。
「そうですねぇ、射的？」
前に屋台の射的で狙ったものをほとんど打ち緒としたことはある。それからよく屋台で遊んだものだ。
「おや、戦闘を望みますか。ずいぶん、自信があるようで」
「でも、カジノじゃ役にはたちませんよね？」
「いいえ、ここにも不審者やボスにたてつく不届き者がいるのでしてね。それを追い払うのも仕事です」
「はぁ・・・さすが、油断できないってことですか」
「その通り。では、腕調べといきましょうか」
ダイスはスッと二丁の拳銃をだした。どちらもリボルバー式とみえる？
「銃を扱ったことはあるでしょう？」
「とんでもない！これじゃなくて・・・えっと、屋台とか遊びっぽい感じの」
必死で訂正。刃物でも許可のいる日本で扱うなんてそうそうない。
「おや、でも得意では？」
「うーん、感覚はあるとか・・・」
ふぅとため息をつくと、こちらに寄ってくる。
「せっかくですし、教えましょう。ボスの命令には従わないと」
「あ、はい・・・」
ある程度教えてもらった。細かいことはよく分からないが使い方なら理解した。
「では、あの壊れかけのツボを打ってみてください」
「はい！」
慎重に引き金をひく。ドンッという重い衝撃と痺れ。なんだか、あの時を思い出す。
弾丸はまっすぐツボへむかい、見事撃ち抜いた。
「おお・・・ここまで素質があるとは」
「わぁ、自分でもびっくり」
少し痺れる。なんだか随分と懐かしい。あのときのワクワクした気持ちがふつふつと沸き上がってくる。
「なんだか、嬉しそうですね」
「え？そうですか？」
「はい、ではアナタには警備の仕事がうってつけですね。その拳銃は差し上げます」
「それはどうも、というか勝手に決めていいんですか？」
「ええ、ボスが何も言わなかったら私の判断に任せるということなので」
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こけし(プロフ) - 主人公めっちゃかわいいいいいいい (2019年5月1日 16時) (
レス) id: a795aaea54 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - ｱｯｱｯ、ありがとうございます！スローペースになりますが、頑張ります！！ (2017年12月19日 22時) (レス) id: 92b29f6b3c (このIDを非表示/違反報告)
yotty - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2017年12月19日 19時) (レス) id: f749c0c83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2017年12月16日 0時
