悪魔の誓約書 ページ3
「助からない・・・そりゃそうか」
「なんだ。いやにわかるやつだな」
「だって、トラックですよ？死んで当然」
こんな話をするのは初めてだ。その前にこんな話をすることもないが。
「でだ。どうする？このまま大人しく天に召されるか？」
大人しく。そんな言葉どれくらい聞いたことか。うんざりだ、飽き飽きする。
「そんなの、嫌だなぁ」
「あ？」
生きている頃を思い出す。意見を押し付けようとする母にそれを止めずに我慢しろの一点張りの父。馬鹿馬鹿しい。
「あの、大人しく天に召される以外の道はありますか？」
ニヤリと悪魔は笑った。それと同時に一枚の紙が目の前に出てきた。ご丁寧にペンまで。
「それにサインしな。そうすれば俺の部下となり、天に召されることは無くなる」
昨日攻略した相手の部下になる。でも、それはゲームで彼らを操作してた話だ。関係ない。
これから、あの馬鹿な親が喚くくらい幸せになってやる。
「もちろん。Boss」
ペンがスラスラ動く。もう、決めた。後戻りなんて選択するもんか！！
「ハッ！ここまで契約書を書くやつ初めてだぜ！気に入った！」
「それはどうも！あの二人が馬鹿面さげて喚くくらいここで楽しく過ごすつもりなんでね！」
「いいねぇ！気に入った！お前、名前は？」
「Aです」
これまでにないスピード契約。清々しい。
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こけし(プロフ) - 主人公めっちゃかわいいいいいいい (2019年5月1日 16時) (
レス) id: a795aaea54 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - ｱｯｱｯ、ありがとうございます！スローペースになりますが、頑張ります！！ (2017年12月19日 22時) (レス) id: 92b29f6b3c (このIDを非表示/違反報告)
yotty - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2017年12月19日 19時) (レス) id: f749c0c83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2017年12月16日 0時
