事故ったんですけど ページ2
「いっそげー!遅刻するぅー!!」
よりによって夜更かししてしまった。話題の海外ゲームに没頭して気づけば深夜過ぎ。お布団に入ってグッナイ!そして寝坊!!
「あーあー!やっべええええ!!」
もうダッシュで走っていく。その時、気づかなかった。私に向かってくる一台のトラックに。
「!!」
あ、死んだな。コレは
ガッシャアアアアアアア!!!
・・・?
気がついたらよくわからない空間に寝そべっていた。
「あれ?なにしてたっけ?確か・・・」
そう、事故にあってトラックにひかれたはずだ。でも痛くない。血だって出てないしなにより無傷。
「やっと起きたか。小娘」
地の底から出てきたような声。思わず背筋が凍る。
「ひっ!!!」
びっくりして辺りを見回すが誰もいない。
「誰!?」
「まぁ、そう怖がんなって」
いきなり、目の前に真っ黒い毛の塊。
「ひゃあああああ!!」
すごく情けない声で叫んでしまった。それくらい彼は恐ろしく見えた。
「あー、あー、騒ぐんじゃねぇ」
毛玉は耳を塞ぐ動作をするとすこし離れる。
そしたらわかった。彼が何者か。
「あ!the devil!」
「なんで俺の名前を知ってる?」
間違いない。没頭したゲームのラスボスだ。深夜まで頑張ったから攻略済みだが。
「え?あ、あの・・・その」
さすがに別世界から来たなんて言いにくい。まず、目の前にいる事態おかしいのだが。
「古い本から召喚魔法で遊んだら俺を知ってる小娘が出てきた・・・ふーむ」
ぶつぶつ何か言っているが今はそれどころではない。
「召喚・・・小娘!」
「は、はい!!」
「お前、別次元から来ただろ?」
「え?はい。そうですけど」
なぜか別次元のことを知っている。彼は召喚魔法がどうとか言っていたが何か知っているはずだ。というか超展開すぎないか?作者しっかりしろよ。
「まぁ、いい。召喚した俺の責任だからなぁ」
あぐらをかいて唸る。なんだか悩んでいるよう
「あ、あの、私はどうすれば・・・」
「いまのとこ、お前は死んだな。もう助かることはない」
あっさり言われて、びっくりする間もない。
悪魔らしいといったららしいのだが。
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こけし(プロフ) - 主人公めっちゃかわいいいいいいい (2019年5月1日 16時) (レス) id: a795aaea54 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - アッアッ、ありがとうございます!スローペースになりますが、頑張ります!! (2017年12月19日 22時) (レス) id: 92b29f6b3c (このIDを非表示/違反報告)
yotty - 面白いです!続き楽しみにしてます! (2017年12月19日 19時) (レス) id: f749c0c83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラ | 作成日時:2017年12月16日 0時