DREAMAKER 1 ページ39
．
※少し気象系さんが出てきます。
(舞賀家さん設定です)
．
____あれはまだ、エースがTHE EIGHTに加わった頃の、初めてオーダーにエースが徴収された日の事だった。
久しぶりに受けた大きな仕事で、人手が足り無くなるのを防ぐ為に初めて、エースを連れて行った依頼だった。
しかしそれが、有る意味誤算を生んでしまったのかもしれない。
「____オッサン！」
いつもなら大して聞こえないはずの、ただ一つの銃声がやけに大きくアーセナルの鼓膜を震わした。そしてその後すぐに床に倒れ込んだ見慣れた姿。
あの頃はまだ、アーセナルでさえも未熟だった。
「っ……エース！！」
じわじわ赤い染みを広げているのは、間違いなくエースが着ているワイシャツで、エースは小さく唸る様な声をあげていた。
「マックッ！」
傷口を抑えても止まろうとしない血の流れに、アーセナルはマックの名を叫んだ。いつになく焦った雰囲気を醸し出すアーセナルの声に、マックはすぐにやってくる。
「どうしたっ……エースっ！？」
必死に床に倒れたままのエースの脇腹の辺りを抑えているアーセナルを見て、マックが血相を変える。
「アーセナル、お前は仕事優先しろ！ エースの手当は俺がするからっ！」
「分かったっ……」
しゃがみ込んで勢い良くアーセナルの肩を掴んでそう言ったマックに、アーセナルは頷いてカタカタ震える手を隠す様に、リボルバーを握りしめた。
．
「_____ホントにあと少し遅かったら、死んじゃうトコだったよ……」
「ありがとな、イチ」
“イチ”____つまり舞賀一郎と彼の兄弟が経営するこの病院は、様々な縁があって始末屋であるマック達を受け入れてくれる。
「今日乗り越えれば大丈夫」
にこ、と柔らかな笑みを浮かべる一郎に、マックは頭を下げてエースの病室へと向かった。
アーセナルを庇う形で銃弾を一発受けたエースは、舞賀の病院に着いた時にはもうギリギリだった、と一郎は語っていた。
「あいつの生命力、か？」
はぁ、と小さくため息をついたマックが、病室の扉を開けようとした時。
「____失うのは、もう嫌や……」
そう、声がした。
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れな - ありがとうございます！ (2015年3月12日 0時) (
レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました。お礼が遅くなりすみません。トッポを心配でするメンバーがよかったです。エースとトッポのコンビが好きなのでいつか、2人のお話もまた読めたら嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2015年3月11日 22時) (レス) id: 84ad1a8f3e (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - れなさん» リクエストありがとうございます！ひとつ目の方ですが、同様のリクエストを他の方からも頂いているのでそちらと合体させていただきます。ふたつ目の方も書かせていただきますのでよろしくお願い致します！ (2015年3月11日 21時) (レス) id: 4ec3ff7e45 (このIDを非表示/違反報告)
れな - あと、アーセナルが拉致されちゃって、皆で助けにいく的なのがみたいです！ 何度もすみません！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
れな - リクエストです！ トッポが何かしら無茶をして、怪我をしてしまって、ジャッキーが説教したらトッポが泣いちゃったっていうのがみたいです！笑 それで、ジャッキーが少し焦っちゃう的な笑 よろしくお願いします！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年1月31日 22時
