It's the strength to protect.1 ページ36
．
ごんっ！ バキッ！
「ぅうっ……」
___時々、自分が見えなくなることがあるそしてそれは本当の何の前触れも無く突然、起きてしまう。それを隠すようにしているお面の下で、ガムは少し顔を顰めた。
ガムの振るう棒は鞭の様に動き、敵の背中や腕や腹部を的確に捉え、打破していく。
それが正解なのかなんて分からないけれど____
「_____ガム！」
そんな思考を遮って、ドンとガムの肩に走る柔らかな衝撃。
「ま、っく……」
ガムの背中にぶつかってきたのは敵の男でも銃弾でも無く、マックの背中だった。左腕を押さえるマックの指と指の間を流れていく赤が、ガムの目に留まる。
「すまん、ヘマしたわ」
薄っすらと笑うマックの右手には愛用のアイスピック。そしてマックの前に立つのはナイフをふたつ持つ男が1人。
自分の後ろにいた敵に気づけなかったことが招いた、仲間の負傷。
「っ……！」
ぎり、と音を立てる歯を気にすることもなく、ガムは一気に男に詰め寄って棒を男の背中に叩き込んだ。
そして男が床に崩れ落ちるその前に、ガムの振るう棒がまた別の男を捉え、倒していく。
「……っ、マック！」
トン、と棒の先が床に当たった時にはもう、ガムは全ての敵を倒し終えていた。
「ごめん、すぐ帰ろうっ……」
パッとお面を外して、マックに駆け寄るとその肩を支えてガムは顔を歪めた。
「お前、何泣きそうになってんねん」
フッと口元を緩めて微笑むマックを連れて、ガムはその場を後にした。
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れな - ありがとうございます！ (2015年3月12日 0時) (
レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました。お礼が遅くなりすみません。トッポを心配でするメンバーがよかったです。エースとトッポのコンビが好きなのでいつか、2人のお話もまた読めたら嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2015年3月11日 22時) (レス) id: 84ad1a8f3e (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - れなさん» リクエストありがとうございます！ひとつ目の方ですが、同様のリクエストを他の方からも頂いているのでそちらと合体させていただきます。ふたつ目の方も書かせていただきますのでよろしくお願い致します！ (2015年3月11日 21時) (レス) id: 4ec3ff7e45 (このIDを非表示/違反報告)
れな - あと、アーセナルが拉致されちゃって、皆で助けにいく的なのがみたいです！ 何度もすみません！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
れな - リクエストです！ トッポが何かしら無茶をして、怪我をしてしまって、ジャッキーが説教したらトッポが泣いちゃったっていうのがみたいです！笑 それで、ジャッキーが少し焦っちゃう的な笑 よろしくお願いします！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年1月31日 22時
