排他的防衛本能 ページ30
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※“永遠は無く、限りは見えず”で、
まさかのエース君所在不明という
やってはいけないミスを起こしまして…
一部修正しました、申し訳ありません。
というわけで、
エース君sideの過去編です
(お詫びの筈なのに限りなく暗いです)
.
____誰かに“助けて”と言えたならば楽なのか。
誰かに“応えて”と言えたならば楽なのか。
そんな言葉のカケラすら持ち合わせていない幼い少年には、到底分かる筈もなかった。
「ぅあ……」
痩せた腕にできてしまった幾つもの痣やまだ塞がり切っていない傷がピリピリと小さく痛む。
少年はただ自分を守るようにして、部屋の隅で膝を抱えて体育座りしていることしか出来なかった。
痩けた頬に涙の後がこびりついていても、少年はそれを拭うこともしない。
声を出そうとしても乾いた喉が張り付いて、満足な声を出すことも出来ない少年はただ、日々を過ごしていた。
少年には何一つとして分からなかった。彼はあまりにも“奪われる”には幼過ぎたのだ。
彼の世界はあまりにも小さくて、暗い。
「____……。」
少年の睫毛が、二回震える。
寒さに震えても、暑くて汗が伝っても、新しい傷を抱いても、少年を助けてくれる人はいない。
彼は“独り”だった。
欲のままに作られて、ただ奪われ続けるだけだった。
「なん、で……」
カス、と張り付く喉が立てた音がやけに大きく聞こえてしまう。
“楽になる”方法さえも知らない彼を、一体誰が助けてくれるのか。
彼にできるのはただ、“痛み“に耐えるだけだった。
『排他的防衛本能』
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れな - ありがとうございます！ (2015年3月12日 0時) (
レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました。お礼が遅くなりすみません。トッポを心配でするメンバーがよかったです。エースとトッポのコンビが好きなのでいつか、2人のお話もまた読めたら嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2015年3月11日 22時) (レス) id: 84ad1a8f3e (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - れなさん» リクエストありがとうございます！ひとつ目の方ですが、同様のリクエストを他の方からも頂いているのでそちらと合体させていただきます。ふたつ目の方も書かせていただきますのでよろしくお願い致します！ (2015年3月11日 21時) (レス) id: 4ec3ff7e45 (このIDを非表示/違反報告)
れな - あと、アーセナルが拉致されちゃって、皆で助けにいく的なのがみたいです！ 何度もすみません！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
れな - リクエストです！ トッポが何かしら無茶をして、怪我をしてしまって、ジャッキーが説教したらトッポが泣いちゃったっていうのがみたいです！笑 それで、ジャッキーが少し焦っちゃう的な笑 よろしくお願いします！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年1月31日 22時
