I understand,but..2 ページ27
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____誰かの銃が火を吹く音の中を、トッポはパソコンを担いで走り抜けていた。ドタドタ大きな足音を立てる敵へ、ジャッキーがナイフを向けているのが視界の端に映る。
向かってくる敵には催涙剤入りの霧吹きを顔にお見舞いしながら、トッポはやっと目的のパソコンへと辿り着いた。
「っ……これやな」
今回のトッポの任務は相手側の情報を盗み、さらに相手側の情報媒体の破壊を行うことのふたつ。
メインコンピュータの電源を入れ自身のパソコンと回線を繋ぎ、トッポはキーボードを打ち始めた。
薬 物や火薬だけでなく、コンピュータ系統も8UPPERSではトッポが担っている。
「うわ、面倒くさい……」
カチカチとキーボードを打ちながら、画面に表示される文字列を紐解いていく。一般人ならばまず出来ないような作業も、トッポの手にかかれば一瞬だ。
すぐに敵のメインコンピュータはトッポの手中へと落ち、どんどん情報が抜かれていく。
「……よしっ」
カチン、と最後にクリックすればトッポ特製ウイルスがコンピュータを侵食していく。
____此処までは順調だった。
パソコンとコンピュータとの接続を切り、パソコンを抱えて立ち上がった時、
「ぅあっ……」
思わず声が出てしまう程の鈍痛。それからはあっという間で、気がつけば視界は黒く潰されていた。
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____昨日のオーダーは確かにトッポがいなくてはいけなかったことを、勿論ジャッキーも分かっていた。
けれどこの世界は一つのミスが命取りになる。
幸い昨日は倒れたトッポに気づいたジャッキーがすぐに対応できたこと、そして敵の人数も少なくさほど力も強くなかったから何もなく済んだのだ。
「……お願いやから、無理せんといてや……もう嫌やねん」
もう失うのは嫌だった。
「……ごめ、ん」
ひょこりと布団から顔を少しだけだしたトッポが小さな声でそう言った。
「とりあえず、熱下げろよ？」
くしゃりとトッポの髪の毛を撫でて眉を下げて笑ったジャッキーは、“お粥さん作ってくる”と言ってトッポの部屋を後にした。
「……うぅ」
再び布団を被ったトッポが小さく唸り声を上げる。
「もう子供やないのに……」
ジャッキーの思うことも少しは分かっているけれど、なんだか子供扱いされてるのが嫌だった。
『I understand,but...』
**さや様
淡々としたものになってしまいましたが、
リクエストありがとうございました！
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れな - ありがとうございます！ (2015年3月12日 0時) (
レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました。お礼が遅くなりすみません。トッポを心配でするメンバーがよかったです。エースとトッポのコンビが好きなのでいつか、2人のお話もまた読めたら嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2015年3月11日 22時) (レス) id: 84ad1a8f3e (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - れなさん» リクエストありがとうございます！ひとつ目の方ですが、同様のリクエストを他の方からも頂いているのでそちらと合体させていただきます。ふたつ目の方も書かせていただきますのでよろしくお願い致します！ (2015年3月11日 21時) (レス) id: 4ec3ff7e45 (このIDを非表示/違反報告)
れな - あと、アーセナルが拉致されちゃって、皆で助けにいく的なのがみたいです！ 何度もすみません！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
れな - リクエストです！ トッポが何かしら無茶をして、怪我をしてしまって、ジャッキーが説教したらトッポが泣いちゃったっていうのがみたいです！笑 それで、ジャッキーが少し焦っちゃう的な笑 よろしくお願いします！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年1月31日 22時
