It's already OK.2 ページ15
．
「____マックら遅いなぁ……」
まだ準備中のTHE EIGHTの中で氷をアイスピックで砕きながら、ジョニーが呟いた。
「どっか寄り道してるんやない？」
ピコピコと音を鳴らすゲーム画面の光を眺めてプレーしながら、トッポがジョニーの一言に言葉を返す。
「せやけど寄り道なんてせんやろ、エースとガムやあらへんし……」
「そうやけど……あ」
ピロピローン、と気が抜ける音楽と共にトッポのゲーム機に“GAME OVER”の文字が浮かび上がる。
「……やな予感」
いつもなら一発でクリア出来る程簡単なステージで、ゲームオーバーとなってしまったトッポが顔を顰めて呟いた。
「ふわぁ……ジャッキーご飯ー……てあれ」
大きな欠伸をしながらクラブへと降りてきたエースが、ホールを見回して首を傾げる。
「まだ帰って来てないねん、買い物行ったまま」
「ふうん……」
くるりとホールをもう一度見回してから、エースはロリポップを取り出して口に放り込んだ。からからとロリポップが歯に当たり、音を立てる。
pipipipipi___pipipipipi____
突然鳴り始めたTHE EIGHTの受話器へ手を伸ばしたのは、外で猫に餌をあげていたガムだった。
「はぁい、THE EIGHTですぅ……へっ、いや、おりませんけど……あ、今変わります……ジョニー、電話ぁ」
受話器に耳を当てて話を聞いていたガムが、ジョニーへとその受話器を差し出す。
「え、どちら様から？」
「なんや“ウイスキーマックもういらないの？”って言えば分かるって言われたんやけど……」
首を傾げながらそう言ったガムの言葉にしばらく考え込んでから、ジョニーがハッと顔を上げてガムから受話器を受け取った。
「____もしもし、電話変わりました、何かありましたか？……えぇ、今日は朝から出てますけど…………えっ、分かりました、これから行っても大丈夫ですか？ ……はい、お願いします」
「誰やったん？」
プチ、と電話を切って壁に掛けられている時計を見上げているジョニーに、ゲーム機から顔を上げたトッポが尋ねる。
「……今からオーダー入るかもしれんから、スーツ着て15分後にここ集合してくれへん？」
ハッキリとそう言い放ったジョニーの声に、他の3人は“なにか”を感じ取って動き出した。
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れな - ありがとうございます！ (2015年3月12日 0時) (
レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - リクエストのお話ありがとうございました。お礼が遅くなりすみません。トッポを心配でするメンバーがよかったです。エースとトッポのコンビが好きなのでいつか、2人のお話もまた読めたら嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2015年3月11日 22時) (レス) id: 84ad1a8f3e (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - れなさん» リクエストありがとうございます！ひとつ目の方ですが、同様のリクエストを他の方からも頂いているのでそちらと合体させていただきます。ふたつ目の方も書かせていただきますのでよろしくお願い致します！ (2015年3月11日 21時) (レス) id: 4ec3ff7e45 (このIDを非表示/違反報告)
れな - あと、アーセナルが拉致されちゃって、皆で助けにいく的なのがみたいです！ 何度もすみません！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
れな - リクエストです！ トッポが何かしら無茶をして、怪我をしてしまって、ジャッキーが説教したらトッポが泣いちゃったっていうのがみたいです！笑 それで、ジャッキーが少し焦っちゃう的な笑 よろしくお願いします！ (2015年3月10日 0時) (レス) id: 7e221f6965 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年1月31日 22時
