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side takanori
一夜明けて。
コモと比べて人も多く賑やかな街中を、自分を中心にカメラやスタッフが移動しながら撮影は進む。
羽山さんも他のスタッフに混じって少し離れた場所からこちらを見ていた。
時々、そばにやって来ては、メイクや髪を直して離れていく。
その度に、昨晩の情事を思い出しそうになる自分に苦笑してしまう。
今朝、現場で顔を合わせた彼女に、笑顔で「おはようございます」と挨拶をしたら、少し腫らした目を伏せて頭を下げ、横をすり抜けていった。
怒ってる…のかな。
というよりは、落ち込んでいるように感じたんだけど、やっぱり俺のせいだよな。
今日も誘ったのが、そんなに嫌だった？
昨日、シャワーを浴びて部屋に戻ると、既に彼女の姿は無くて。
前みたいに消えてしまったんじゃないかってほんの少し不安になった。
だから朝、彼女の顔を見てホッとしたんだ。
大きな広場に出ると、急に青い空が広がって高く見えた。
沢山の人達が行き交う向こうに噴水があり、水に触れて遊ぶ子どもたちの姿がキラキラと目に映る。
「いいなぁ。癒やされるーっ」
離れた場所から眺めていると、平和で穏やかな場面に思わず笑みが零れる。
地元のイタリア人の少女が、噴水の下で母親と一緒に水で噴水台に文字を描いている姿が微笑ましい。
ふと、自分と一緒に枠に入ったところを頭に描く。
「あの女の子、近くに行ったら逃げちゃうよね」
「あぁ、それ良い絵になるかもなー」
スタッフと話をして、母親に承諾を得ることになったのに、ガイドのレオさんが別件で電話中。イタリア語での交渉が出来ない。
「…あ！」
.
「…あぁ！羽山さん話せますよね！
あの女の子のお母さんに撮影協力の件、話してもらえませんか？」
彼女に白羽の矢が立てられた。
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maki(プロフ) - アンさん» これにて終了です(´∀｀) (2018年1月9日 19時) (
レス) id: d39b30adb2 (このIDを非表示/違反報告)
アン(プロフ) - えっ(°▽°)終わりなん、この後、ムフフなあんな事、こんなポーズやら、なんやらって……wwまきちゃん、素敵なお話お疲れサマでした♪また、いつか素敵なお話待ってまふ (2018年1月6日 14時) (レス) id: f5712a4166 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - rikoponさん» はじめまして。コメントありがとうございます。大好きな作品だなんて、嬉しくて泣きそうです！ (2017年12月28日 12時) (レス) id: d39b30adb2 (このIDを非表示/違反報告)
maki(プロフ) - アンさん» いつもありがとう。ライビュ満喫してきたよ！ (2017年12月28日 12時) (レス) id: d39b30adb2 (このIDを非表示/違反報告)
rikopon(プロフ) - 初コメです。こんなにストーリーがドンピシャなお話なかなかなくて、すごく大好きな作品です（；＿；）ここ最近ずっと更新楽しみにしてます！突然失礼しました。。 (2017年12月28日 0時) (レス) id: c6dcdeffb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maki
| 作成日時：2017年8月23日 15時
