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部屋を出て、剛典くんと2人で地下駐車場に向かう途中。
「緊張しなくて大丈夫だよ?
健二郎さんだから」
「どういう意味(笑)
緊張しないわけないでしょ」
わざと失礼な事を言って、私を笑わせる。
そんな事を言えるのが本当に気の置けない仲間なんだなぁと感じて、少しだけ緊張も解れた。
彼が、昨日乗せてもらった車の後部座席のドアを開けると。
車内の香水の香りと共に、ブスッとした横顔の…イケメン。
「がんちゃん、遅いやん!」
「あはは、スミマセン」
「す、すみません…
あの、Aです。はじめまして」
恐縮して剛典くんの後から覗きこんでご挨拶。
すると、コロッと態度を変えて
「こんにちわー、Aちゃんね。
山下健二郎です。
今日は邪魔してごめんなー?」
ニコニコと笑顔をみせてくれた。
マネージャーさんからは、タクシーで来るように言われたらしく、
三人で乗りあわせて私を家に先に送り届けてくれる事になった。
「良いんですかね…公私混同みたいで」
健「Aちゃん、真面目やなー」
「会社員ならそこは割り切らないといけないので」
健「あー、そうゆうもんかなぁ」
剛「…。」
何故か、後部座席に座るのは私と健二郎さんで、剛典くんは不服そうに助手席のシートに収まっている。
先に乗り込んだ健二郎さんが、
がんちゃんの横は嫌だとか言い出して、時間もあるので渋々、剛典くんが助手席になったのだった。
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Happy Lovers of Time(プロフ) - ひとむさん» コメントありがとうございます。素敵だなんて、まだまだ拙くて申し訳ないですが、楽しんでいただけるよう頑張ります! (2015年10月9日 20時) (レス) id: 7c48fcd4e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひとむ(プロフ) - 初めまして!すごく素敵な小説ですね ニヤニヤがとまりません(笑)甘い岩田さん楽しみにしています、頑張って下さいね! (2015年10月9日 12時) (レス) id: f4d20f55fc (このIDを非表示/違反報告)
Happy Lovers of Time(プロフ) - rimidayoさん» いつもありがとうございます! (2015年10月7日 1時) (レス) id: 7c48fcd4e8 (このIDを非表示/違反報告)
rimidayo(プロフ) - ずっと応援してるよ!naoより (2015年10月6日 21時) (レス) id: 10bfd819ae (このIDを非表示/違反報告)
Happy Lovers of Time(プロフ) - ハチ子さん» ハチ子先生には負けます (2015年10月6日 21時) (レス) id: 7c48fcd4e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maki | 作成日時:2015年9月5日 19時