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悪魔と早朝 ページ8

A side



ズキズキとする頭を抑えて、起き上がる。
風邪でもひいたのだろうか少し身体がだるい。

『ここどこ…』

見渡せば知らない部屋。私に掛かっていた布団からは知っているような匂いがする。

『さむぅ…』

とりあえず部屋から出ようと思いベッドから降りるとパーカー一枚だけだった。馬鹿じゃないの私。

『失礼しまーす…』

ドアを開けるとリビングらしきところだった
ソファーに人影を見つけ、ソファーに近付く。
ソファーには横になり何故かバナナの人形を抱いて寝ている男の人がいた。あぁ、思い出した。
多分、あそこはmondoさんの寝室。私はmondoさんがお風呂から上がるのを待っていたら見事に寝落ちした。そのまま私をソファーに放置しておけばよかったのにこの悪魔は私をベッドに移動させたのだろう

『馬鹿じゃないの、』

そう独り言を呟き、目の前のすやすやと眠る悪魔の柔らかそうな髪を触る。同じシャンプーを使ったはずなのに私とは違う匂いがする。

M「誰が馬鹿か」

先程まで閉じていたはずの瞼が持ち上がり、彼の不機嫌そうな瞳と目が合う。

『mondoし、あんにょん。』
M「…안녕하세요」

まだ寝足りないのか寝転んだまま背伸びと欠伸をしている。

M「朝から寒そうだね〜」
『誰のせいだと』
M「Aさんでしょ。」

確かに服を忘れた私が悪いがもっと他に貸す服なかったのかmondoさんよ。

M「おー、見えそう見えそう。」
『ばか!』

私が立っているのでパーカーの中身が必然的に見えてしまうらしく、この悪魔は覗き込んできた。
パーカーの丈を引っ張ろうにも伸ばしてしまったら申し訳ないので抑えることしか出来ない。

『……変態』

そう言い床に座り、mondoさんを睨む。

M「あー…その、見えてる。」

mondoさんは何かに気付いたように身体ごと視線を私からずらしてきた。

『見えてるって、なに……が…』

皆さんは床に座る時どのような座り方をしますか?
正座?女の子座り?もしかして胡座ですか?
私は体操座りと呼ばれる座り方なんですけど、パーカーの丈が短いせいで全部丸見えだったんですよね、

『忘れて、ください……』
M「……がんばる」

ココ最近で一番恥ずかしい、、




,

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設定タグ:mondo , cpt , CR.CrazyRaccoon   
作品ジャンル:恋愛
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show(プロフ) - 雲海。さん» コメントありがとうございます。オチだけ練って投稿したのでとても嬉しいです!ありがとうございます! (2022年3月31日 6時) (レス) id: 8f4818c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
雲海。(プロフ) - めっっっちゃ好きです……!最後のオチも最高でした…!ありがとうございました…🙌🙌 (2022年3月31日 0時) (レス) @page32 id: 9794e7e2e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:show | 作成日時:2022年1月6日 14時

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