カムパネルラ(曲パロ)／eoheoh ページ7
とある星空が綺麗な夜……
Aへ＿＿＿＿
＿＿＿＿元気ですか＿＿どこにいますか＿＿＿
えおえお｢……手紙って難しいな…｣
＿＿＿＿寂しいです＿＿はやく帰って来て＿＿＿
えおえお｢…あー…やめたやめた。…紙飛行機でも作るか。｣
そう言いながら俺は手紙を書こうとした紙で紙飛行機を作り、飛ばしてみた。
ゆらりと孤を描いて落ちてしまった。
外は一面の星空。綺麗だ。
えおえお｢…ん〜…綺麗だな…｣
▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢
また別の夜……
えおえお｢……っと…これでよし。｣
風船と小さな籠で、小さな気球を作った。
えおえお｢……これを入れてっと…｣
籠の中に小さな手紙を入れた。
えおえお｢それ…飛んでけ…｣
しかし、風に流されて見えなくなってしまった。
▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢
そして星が最も綺麗な夜空の日……
えおえお｢綺麗だな…｣
Aと初めて来た湖。
風の無い日は湖面に星空が反射する。
えおえお｢A覚えてるかな……｣
ボートで湖の真ん中に浮かぶ。
ここに来れば、Aが戻ってくる気がしたから。
((A｢えおえお！綺麗でしょ？ここ！｣))
えおえお｢……うっ……っ…好き…だ…A…っ…｣
……戻ってくるなんて有り得ないのに。
紙飛行機に想いを乗せても
風に流される気球に想いを乗せても
夜空に浮かぶ宇宙舟の様なボートの上で想いを伝えても。
えおえお｢……うぅ…あぁ…うっ…っあ……｣
わかっていたどんなに伝えても届かないと。
それでも俺は それでも…俺は……
▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢
＿＿＿＿元気ですか＿＿今何をしてますか＿＿＿
えおえお｢うーん…やっぱり難しいな…｣
＿＿俺は今でも＿＿Aが好きです＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くろ | 作成日時：2017年2月6日 23時
