堕天使と死神／KIKKUN-MK-II ページ15
それから色々なことを話しながら帰った。
死神はどんな仕事をするのか
魂を喰う奴はどんな姿か
死神にもランクはあるのか
いろいろ話したり、一緒に過ごしたりしてるうちに俺は分かった事があった。
俺はきっと、Aに一目惚れしてた。
Aが笑うと心がふわっとする。
時間があっという間に過ぎる気がする。
でもまぁ…相手は死神な訳で。期限っつーのがあるわけで。
出会って２ヶ月が経ったある日。
A｢きっくん…もう私がいなくても大丈夫だね！｣
きっくん｢……え？｣
A｢もう狙われることは無いと思うよ！２ヶ月一緒にいたけど…死にそうなことなんて無かったしね！｣
きっくん｢あ…そっ…か……そうだよな！はっはっは！！俺に恐れをなしたんだなきっと！！｣
A｢ふふ…変わらないなぁきっくんは！……明日の朝にはいなくなるから…｢あれ？Aどこいった？｣とか言って探さないでね！｣
きっくん｢…なぁA…｣
A｢何？きっくん？｣
きっくん｢俺、絶対漆黒の堕天使になってお前に会いに行くから。｣
A｢…なにそれｗどういう｢好きだ。｣…へ…？｣
きっくん｢好きになっちゃったんだ。Aの事。契約なんて切れて欲しくなかった。｣
A｢きっくん…｣
少しの沈黙の後、Aが口を開いた。
A｢あのねきっくん。私達死神にはもう一つ役目があるんだ。｣
きっくん｢やく…め……？｣
A｢うん、それはね＿＿＿＿＿＿＿＿｣
▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢
きっくん｢すぽおおおおおおおん！！！おはよう諸君！！｣
FB｢うわ！？びっくりしたぁ…｣
あろま｢うるせぇよ！！近所迷惑だべや！！｣
えおえお｢まぁいつもの事だろｗ｣
A…俺…元気に生きる…！！
またお前に会える日まで！
A『病気じゃなくて、寿命で死ぬ時に死者を案内する役目だよ』
きっくん｢……悔いのないように生きるんだーー！！！｣
FB｢いきなりどうしたのきっくんｗ｣
きっくん｢えへへｗちょっとねｗ……お前らこれからもよろしくな！！｣
俺はその永遠の眠りにつく日まで仲間とともに悔いのないように生きると決めた＿＿＿＿
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作者名：くろ | 作成日時：2017年2月6日 23時
