【短編】画面の前じゃない【実況者】 (ページ13)

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動物助け、初めました。／アブ･キヨページ13

？｢＿＿＿ん＿＿＿｣

…声が…聞こえる気が…

？｢主さん！！｣
A｢どぅわ！？！？｣

誰！？この金髪の背の高い男の人！？
そして体中に包帯……？

？｢やっと起きてくれた！も～ずっと呼んでたんだから！｣
A｢あの、えっと、どなたでしょうか！？｣
？｢やだなぁ！昨日助けてもらったゴールデンレトリバーだよ！！昨日は本当にありがとう！！(ｷﾞｭ)｣
A｢……は？｣

今なんて……この人……もしかして……

A｢……アブ……？｣
アブ｢そう！！って名前つけてくれたんだね！嬉しいよ！！｣
A｢いや、あの、急展開過ぎてついていけないんですけど…｣
アブ｢んー…俺もよくわからないんだよね～…起きたらこうなってた！｣

えぇ…なんでこんなことに…

A｢じゃあ…キヨは……？｣
アブ｢…あ、黒猫のこと？……うん！あいつも人型になってるよ～！来て！(ｷﾞｭｯ)｣

と、言われアブにリビングに連れていかれた…
するとそこには…

アブ｢黒猫～！主さん起きたよー！｣
？｢…なんだよ……うるせぇ…｣
A｢貴方が…キヨ…？｣
キヨ｢あ？なにそれ、俺の名前？……名前なんてつけんなよ…｣(ｷﾞﾛ)
アブ｢ちょっとキヨ！そんな睨むことないだろ！｣
キヨ｢……うるせぇよ犬……｣(ｶﾞﾁｬｯ)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

アブに聞いたところ、キヨは黒猫で縁起が悪いとかいう理由でずっといじめられていたらしい。
だから何も信じれなくてアブにもあんな態度らしい。

アブ｢……という訳なんだよ～(ｷﾞｭｰｯ)｣
A｢……そっか……｣(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ)
アブ｢…ふぁ…眠くなって……き…ｽﾔｧ｣
A｢…あ…寝ちゃった…｣

……キヨ…寝室に籠りっきりだな……
少し様子見えくるかな……

A｢キヨ～…入るよ…｣(ｶﾞﾁｬｯ)
キヨ｢……なんだよ…！？｣

キヨの頭を撫でた。
キヨはびっくりしてる。

A｢……大丈夫…辛かったね…｣
キヨ｢……なんだよ…お前…｣

キヨが泣きそうだったのは私は知らない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

アブ｢主さぁんどこいってたのぉ…｣
A｢いやぁ…キヨの所行ってた…｣
キヨ｢主…｣
アブ｢うぇ！？キヨ！？｣
A｢キヨ…？｣
キヨ｢俺…改心するよ…！(ﾆｺｯ)｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

キヨ｢A！！これどこ！！｣
アブ｢Aちゃ～ん！！これどーすんの～！！｣
A｢あーもーうるさーーい！！！｣

今日も我が家は平和です。