動物助け、初めました。／？･？ ページ12
A｢あ〜…っつかれたぁ……｣
どうも、Aと申します。
部活動が長引いて今は夜の８時。
ちょっとした強豪校なので練習もきついわけで。
イケイケのJKが夜遅く１人で歩いてるわけですよ！！((((
はぁ……と自分のテンションのおかしさにため息をつきながら歩いていると、公園の奥の方から声が聞こえた。
男1｢…おーｗこわこわｗ｣
男2｢ほーら！ｗ噛んでみろよｗｗ｣
犬？｢ｶﾞﾙﾙﾙﾙﾙ……｣
猫？｢……ﾐｬ…ｧ…｣
私はその光景に我慢できず、気づいたら体が先に動いていた。
A｢…いい大人２人が何やってるんですか？動物愛護団体に連絡しますよ？｣
男1｢…あ？なんだ？お嬢ちゃん？｣
男2｢お嬢ちゃんも一緒に遊ぼうぜ〜ｗ…(ｶﾞｯ)…あ？｣
A｢…触りに来るんじゃねぇ！変態！！｣
そう言い放って私は男の頭に回し蹴りを決めてやった。
男1｢！？……お、おい！大丈夫か！？行くぞ！！｣
男2｢っ……覚えてろよ……！！！｣(ﾀｯﾀｯﾀｯ…)
A｢…ふぅ…２匹とも大丈夫…！？｣
後ろを振り返ると２匹が倒れている。
犬の方はまだ息があるが猫の方がやばい。瀕死状態だ。
A｢っくそ……病院…っ！！｣
私は猫と犬を抱えて走った。
体は疲れていたのに思考は｢走らなきゃ助からない走れ｣で埋め尽くされていた。
A｢っ…お願い…頑張れっ…！！｣
猫と犬にその言葉を掛けながら、
私は最寄りの夜間動物病院を探しながら走った。
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なんとか、顔見知りの獣医さんが看てくれると言ってくれたのでそこに駆け込んだ。
どうやら帰るギリギリだったらしい。なんてついてるんだろう。
A｢ほんとに……ありがとう…ございますっ…｣
獣医｢お礼を言うのはこっちだよ。Aちゃんが助けてくれなかったらこの子達は助からなかったかもしれないからね。本当にありがとう。…まだ時間がかかるから、休んでいきな。送ってくから。｣
A｢……はい｣
獣医さんのおかげで2匹は息を吹き返した。
貰い手がいないので私が預かることにした。
……まぁ独り暮らしで寂しかった所だ。丁度いい。
犬の方はやせ細っていてわからなかったが、どうやらゴールデンレトリバーらしい。
……名前はアブにしよう。危なかったから。
猫の方は真っ黒な黒猫。鍵尻尾が特徴的だ。
……名前はキヨかな。清いとかけて。
A｢よろしくね…アブ…キヨ…｣
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作者名：くろ | 作成日時：2017年2月6日 23時
