番外編3 ページ19
．
『はぁ〜あ…』
暇だ…
今日、こんなに暇なら私、いらなかったじゃん。
そんなことを思いながら横目で花巻店長を見る
……欠伸してるし。
再び客席の方を見ると、ラスト一組のお客さんが帰ろうとしていた
パタパタとレジに駆け寄ってお会計をし、お客さんを見送った
『花巻店長、お客さんいなくなっちゃいましたよ。』
「おー…」
何故か上の空な店長を無視し、テーブルの上の食器を片付けた
洗い物も終わり、一息ついていると
「おい、栗原。
今日はもう店閉めんぞ。」
『へ？
まだいつもより1時間ぐらい早いですよ？』
と、言うと店長は「いいから、さっさとやんぞ。」と言って座っていた椅子から立ち上がった
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ーーーーーーーー
『花巻さん、私もう着替えますね。』
片付けも終わり、私はエプロンを取りながら店長に話しかけると
「待て。
ここ、座れ。」
と、花巻さんはカウンターの一席を指す
「なんで…」とか言うとまた「さっさと座れ、バカ。」なんて言われる気がしたので、今回は素直に座ることにした
私がおとなしく座ったのを確認して、「ちょっと待ってろ」と言って店の奥に消えた花巻さん
『なんなんだ…』
静かな店内で1人言われたとおり待っていると
カチャカチャ
と、食器が軽くぶつかる音とともに花巻さんが現れた
その手には
『へ…？ケーキ？』
なんとも美味しそうなチョコレートケーキと、コーヒーカップが乗ったお盆が乗っていた
花巻さんは私の前にそれらを置くと、私から少し離れた所に腰掛けた。
『は？あの…状況が全く分からないんですけど…
このケーキは？』
と、恐る恐る花巻さんに話しかける
「あ''？何って…」
そこまで言って言葉を切ってしまった花巻さんは私から顔を背ける
「んなこと、自分で考えろバーカ。」
【あおば】の新作ケーキ…
な訳ないか。
もうチョコ系ケーキあるし
なんだろう…？
真面目に考えていると、ふとケーキに刺さっている小さなカードの文字に目がいく
『え、これって…』
そこには私と矢巾が今朝話していたケーキ屋さんの店名がプリントされていた
あそこのケーキ屋さん、チョコケーキが有名で結構買うの大変なのに…
あ、と気づいた時には驚きと嬉しさで変な顔になる
『もしかして…
私のバースデーケーキ、ですか？』
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ぐるたる(プロフ) - うぃうぃさん» ありがとうございますぅぅ！！ドSマッキー、楽しんでいただけた様で私も嬉しいです( ^ω^ ) (2015年8月31日 20時) (
レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - 無気力@メロンさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！新作も楽しんでいただけたら幸いです^o^ (2015年8月31日 20時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
うぃうぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！うへへ、最後までニヤニヤが止まりませんでした(*´ζ`)ドSまっきー好きです。素敵なお話をありがとうございました！ (2015年8月31日 16時) (レス) id: bde54fe1f7 (このIDを非表示/違反報告)
無気力@メロン(プロフ) - 面白かったです！あと、完結おめでとうございます！ぜひ！違う小説も楽しみにしてます！ (2015年8月31日 15時) (レス) id: 3b4880e4f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - ヒビ龍さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！ぜひとも最後まで楽しんでください^o^ (2015年8月20日 13時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるたる | 作成日時：2015年5月27日 0時
