13‐特訓開始 ページ15
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花巻さんに言われた通り店で花巻さんが来るのを待つ
学校での出来事を思い出すと再びイライラの波が押し寄せる
『あーー！！もぉぉぉぉ！！』
ぐしゃぐしゃと髪の毛をかき乱す
「あらあら、今日はいつにもまして荒れてるわね」
隣で食器を拭く和代さんにクスリと笑われる。
『だって、「お前、うちの店の珈琲淹れられるようになれ。今日中にな」ですよ！？
なんでもっと早く言わないんだよ！って感じですよ。
いや、絶対わざとだ。あの性悪ドＳ店長、絶対わざとですよ！！』
私が慌てふためく姿が見たかったんだ、絶対！！！と、和代さんにぶちまける。
「へ〜え、そんなに性格悪くてドＳな店長がいんのか〜...なぁ、栗原サン？」
ビクッ！！
背後から聞こえた声に自然とからだが震える。
ギギギギギギギっと効果音が鳴っているみたいに徐々に首を回すと
「よ！」
爽やかにほほ笑んだ―――――
―――――――なんてことはなく、黒い笑みを浮かべた花巻店長が立っていた。
『あー、えっと、そのー...ははは』
笑ってごまかす私の横を通り過ぎ
「和代さん、お疲れ様でした。後は大丈夫なんで上がってください。」
とにこやかに言う花巻さんの片手は私の頭を捕まえている
さらにギリギリと力を入れてきやがる
『いたっ！あの！花巻店長！？痛い！痛いです！』
バシッバシッと花巻店長の腕をたたく
「あら、そう？じゃぁ、そうするわね！お疲れ様ー」
エプロンを取って去っていく和代さんに
『か、和代さぁぁぁぁぁぁん！！！！！！』
私の叫びは空しく消えたのだった。
．
．
閉店後の店はしん、と静まり返っていて
その中に聞こえるブクブクと湯が沸く音
コポポポポ...
「ほら、これがうちの店の珈琲」
コン、と湯気の立つコーヒーカップが目の前に出される
『いい香り...いただきます。』
のどに流れる熱さを感じつつそれを味わう
『おいしい...』
「だろ？うちは珈琲が自慢だからな」
自分の分もコーヒーカップに移して飲む花巻さん
二人ともカップ内の珈琲を飲みほしたところで
「じゃ、やってみっか。」
いざ、珈琲修行が始まるのでした。
―――――――――――
しばらく更新できず、すみませんでした！！
またゆるゆると進めていきたいと思います☆
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ぐるたる(プロフ) - うぃうぃさん» ありがとうございますぅぅ！！ドSマッキー、楽しんでいただけた様で私も嬉しいです( ^ω^ ) (2015年8月31日 20時) (
レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - 無気力@メロンさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！新作も楽しんでいただけたら幸いです^o^ (2015年8月31日 20時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
うぃうぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！うへへ、最後までニヤニヤが止まりませんでした(*´ζ`)ドSまっきー好きです。素敵なお話をありがとうございました！ (2015年8月31日 16時) (レス) id: bde54fe1f7 (このIDを非表示/違反報告)
無気力@メロン(プロフ) - 面白かったです！あと、完結おめでとうございます！ぜひ！違う小説も楽しみにしてます！ (2015年8月31日 15時) (レス) id: 3b4880e4f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - ヒビ龍さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！ぜひとも最後まで楽しんでください^o^ (2015年8月20日 13時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるたる | 作成日時：2015年5月27日 0時
