21話〜本当の事〜 ページ22
ーーー麻衣saidーーー
あっちゃ〜……出ちゃったなあ〜Aの癖
ナル「……麻衣、今のは…？」
さすがのナルでも驚いてるな…ま、そりゃそうか……普段は温厚で敬語ばかり使ってるAがあんなに荒れたんだから
麻衣「えっとね…ほら、Aってアルビノだから皆と外見が違うじゃん？そのせいで小さい頃から他の大人には軽蔑の目で見られて同年代の子達からは虐められてたんだよね……」
皆は私の話に釘付けだった
麻衣「そのせいでA、一時期人間不信になっちゃってね…あの癖ができたの」
ナル「癖？」
麻衣「怒ると男みたいになるんだ……けどAがそうなるのは本当に怒ってるときだけだし……さっきの見たらAが嘘ついてるようには見えないからさ……」
Aのあの怒ってそうで悲しそうな顔……今まで見たことない
ナル「成る程な…僕も嘘はついていないように見えた。勝手ながらAについて調べされてもらった」
ぼーさん「どうだった？」
ナル「彼女は約4年前…11歳の頃から陰陽師として活躍していたがメディアには一切出ず、知るもののみ知ることの出きる【謎の陰陽師】となったんだ。彼女が失敗した仕事はなく、その強力なPSIの力で多くの事件を解決し、呪われたものの命を助けたと記録されている」
松崎「けどそんなの命がいくつあっても足りないんじゃないの？呪いなんて…」
ナル「その通りだ…彼女は何度も死にかけてる。だが辞めなかった…そこが唯一Aを必要としてくれているからだ。さっきの麻衣の話で線がひとつになった……彼女は自分の命を要らないものと見ているんだ。だから陰陽師を11の頃から始めた…自分を必要としてくれている場所に行くために」
そんな……じゃあ……
麻衣「私は…Aに息苦しさしか与えてなかったの……？」
ナル「……黒田さん、貴女の意見を尊重しない訳じゃない。けどこのような運命をたどり、自分の命の損失に恐怖を向けない彼女だからこそこの霊関係のことで嘘をつくとは思えないんだ…」
するとその時悲鳴が聞こえた
ジョン「原さんっ！Aさんっ！二人が二回の教室から落ちたです！」
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朱雀月夜(プロフ) - とっても面白くて好きです!更新待ってます! (2022年2月10日 21時) (
レス) @page24 id: feded0a453 (このIDを非表示/違反報告)
どんどこどん - この本好きなんです！更新待ってます。ぜひ書いてください！！！ (2020年9月3日 17時) (レス) id: 0150ab918f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：犬神
| 作成日時：2018年10月16日 1時
