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彼女の役職 ページ11

「およびで……すか?」

なに、此の状況。

なんで、幹部と順幹部がいるの?

森「君の役職を決める。」

「!」

恐らく、最下級構成員か、良くて下級構成員だろうな。

森「君には……裏幹部をしてもらう。」

(ザワッ‼

そのとたん回りがざわめく。

「こんな子供が?」

「いくら中原幹部の妹だからって……」

「贔屓か?」

「待ってください!私では力不足です!裏幹部はーーー」

森「裏幹部とは…幹部たちを束ね、私の補佐としても働く極めて重要な役職だ。だが、君にはそれになれる力がある。」

「そんな力……私には!」

森「体術は中也くんより強く、銃の扱いはポートマフィアで誰よりも優れていて、剣術は紅葉くんより強く、異能力に関しては汚濁も操れ、もうひとつの異能力も、芥川くんよりも殺戮、暗殺に特化している。これ以上の人材がいるかね?」

男「首領、此の女は異能力を二つも持っているんですか?」

森「その通りだよ。」

回りはいつのまにか静まり返っていた。

「……私は……」

森「それに太宰くんから聞いたけど、人を殺したそうじゃないか。」

「!!」

森「……そのとき、何か感じたかい?」

「いいえ…」

森「…………君にしか、できないんだよ。」

「……あーもう!解ったよ!やればいいんだろ!?俺がやる!」

森「よくいった……後、口調。」

「いいじゃねーか!もうあの口調疲れたんだよ!」

太宰「こりゃあ……キレたね。」

紅葉「ホホホ……愛くるしいのう。」

中也「まぁ、こいつの実力は確かだしな。」

なんかいってるけど、無視だ無視!

「いいか!?俺は此の役職をやる代わりに、此の口調に戻させてもらうからな!?」

森「はいはい。」

こうして誕生した僅か16歳の少女は……

ポートマフィア最年少裏幹部となった。

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作者名:お茶漬けは神様 | 作成日時:2018年4月18日 23時

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