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プロローグ ページ1

俺は学校から帰っているところだった。

俺の家族構成は一人と一匹だった。

その一匹がピピだった。

あ?女らしい?当たり前だろ。俺女だもん。

そのピピが檻から脱走していた。

「嘘だろ?」

俺は必死で探した。

「いた…!」

いたのは横断歩道の真ん中、怪我しているのか、飛べていなかった。

その横からトラック。

「くそッ!」

俺はピピを庇うようにして飛び込んだ。

その瞬間、体に衝撃が来る。

次に浮遊感、打ち付けられたような感覚。

ピピ「ピ!ピ!」

「無事……か?」

視界が赤で染まっていく。

死ぬのか?なら最後くらい……

「女の子でいて……いいのかなぁ?」

そこで私の意識は途切れた。

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作者名:お茶漬けは神様 | 作成日時:2018年4月18日 23時

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