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其の仇 ページ10

？「飲み込まれるなA!!」

『!!』

突如聞こえた第三者の声にAの飲み込まれかけていた意識が覚醒した

それと同時に辺りが緋い炎に包まれた

「ぎぃやあああああああ！！！」

(……緋い…炎…？)

妖が悲鳴を上げたお陰で左腕が解放され、倒れかけたAを何者かが優しく横抱きにした

『……え…』

？「大丈夫？A」

『…貴方…』

Aの目に映ったのは腰まで伸びた金色の髪と宝石のような琥珀の瞳を持つ秀麗な顔立ちをした男だった

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作者名：帽子神 | 作成日時：2020年6月4日 4時

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