其の拾参 ページ28
善逸「時々何考えてるんだか解らない所もあるけど、やっぱり格好いい兄貴だよ。"他の兄貴や姉貴達"も口達者でさ、一応神様やってる俺の言う事なんて少しも聞いてくれないけど、やっぱ憎めないんだよね」
(…あれ……?)
所々聞きなれない部分があったAはそれを口にした
『…鳴神の座って…それに、他の兄貴や…姉貴…って……』
善逸「ん?ああ…俺ね、元々鳴神で雷の神様だったんだ。獪岳もね。俺これでも鳴神としての力は歴代最強だったんだよ?けど百年前俺が禁忌を犯しちゃって鳴神の座を降りる事になってね…その時獪岳も俺の兄貴で家臣だからって一緒に神の座を降りて妖にまで成り下がったって訳。俺はギリギリ神様だけど、今や獪岳は完全に妖だよ」
(そうか…だから木花咲耶姫と姉弟関係だったのか…)
善逸「他の兄貴や姉貴ってのは…現代の鳴神…つまり俺の親父なんだけどね、神様の中でも上級神に当たるから寵愛を望んだ女神も多かったんだ。だからまぁ俺とは腹違いになる兄貴や姉貴多くて。あとは兄弟の契りを交わした者だらけだからさ、この鬼滅山の妖怪の大半や神様の大半は俺の兄貴や姉貴に当たるって訳」
(あ…そういえば……)
善逸《俺の姉貴…って言っても血は半分しか繋がってないけど》
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作者名:帽子神 | 作成日時:2020年6月4日 4時