検索窓
今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:3,167 hit

其の拾壱 ページ26

善逸「多分、疲れとかが一気に出たんだと思う。熱は高いけどゆっくり眠れば直ぐに良くなるよ」

善逸は子供の姿から大人の姿になっており、Aの身体を布で拭いていた。向かい合う形になってはいるが、Aは震えていた

善逸「大丈夫…汗拭くだけだから」

善逸(うーん…やっぱこの姿だと怯えちゃうかな…でも身体拭くのに子供の姿じゃしにくいし…けど……怯えながらでもすがるように、こうやって握ってくれてるのは少しは信頼されてんのかな…)

善逸にすがるように肩の手に力を込めるAを安心させようと、善逸は頭を撫でた。すると

『……っご…ごめ…な…さい……』

急にAが謝り出した。謝罪の意味がわからない善逸は困惑した

『…言われた…こと……出来な…くて……熱…あること…隠してて……ごめ…なさ…』

その言葉に善逸は一つ溜め息をついた

善逸「いいよ…君にとって隠す事が当たり前だったんだろうし、少しづつで良いから言えるようになろうね?」

善逸(何かこれ…夫婦って言うより親子みたいだなぁ〜…)

『……うん…』

Aは火照った顔を善逸の胸にスリ…と押し付けた

善逸(……まぁいっか。これはこれでかぁいいし♡)

善逸は単純だった

其の拾弐→←其の拾



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:帽子神 | 作成日時:2020年6月4日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。