金色の天狐と桜の子【鬼滅の刃】【人外パロ】 (ページ19)

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其の肆ページ19

『そ、そんな事出来るわけないっ…だって…喰われても死なない私と違って…この子達は喰われたら其処で終わりなのよ！？この子達の"命"は其処で終わっちゃうのに…どんなに弱くても、この子達はちゃんと生きてるのよ！？』

(ちゃんと生きる為に産まれてきた命なのに…)

Aは毛まり鬼達を見つめ、震えながら言葉を口にした。それを見て善逸はAの頭を撫でて優しく声をかけた

善逸「ごめんね、ちょっと意地悪な事を言っちゃったね。そうゆう事例もあったって話で、君のした事を間違いだと責めるつもりは毛頭ないよ。むしろAがそんな風に優しくて良い子だから毛まり鬼(こいつら)は君を信頼して懐いてるんだよ。良いとか悪いとかそんな事関係なく、Aが好きだから一緒に居るんだよ。俺も、コイツらもさ。だから憶えてて？君もちゃんと此処に生きてるって」

善逸はAの頬にキスを落とす。Aは顔を赤くした

善逸(そんな風に自分の命を下に見る必要ないんだよ)

善逸「A、だから"一緒に"御飯食べようね」

Aは寝間着から用意された着物に着替えて、善逸と共に居間へと向かった