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其の拾 ページ11

『さっきの…狐…?』

?「そうだよ、A」

不思議な事に今、子狐は成人男性の姿をしていた。相変わらず狐の耳はあるが、尻尾の数が増えていた

「ううう…よくもぉ……」

『!』

「なぜじゃまをするぅ…」

低級の妖はまだ死んではいなかった

?「へえ…俺の狐火をくらってまだ生きてるんだ。悪霊共は綺麗に燃えたのに。あながち、君の体が妖怪達にとって良薬って話間違ってないかもね」

呑気に話をする狐を前に、Aは早く離してくれないかと考えていた

「かえせ…それはおれのえもの…おれのものだ」

?「……へえ…大した知能もない低級の分際でこの俺に向かって随分な口の聞き方じゃん。ねえ?」

「ひいっ!?」

『っ!!』

狐が妖を一睨みして怪しく笑うと辺りの空気が変わり、妖とAは冷や汗を流した

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作者名:帽子神 | 作成日時:2020年6月4日 4時

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