転生喰種は悪魔と呼ばれてました【東京喰種×鬼滅の刃】

6.隊律違反 ページ6

胡蝶「さぁ冨岡さん、退いて下さいね」

冨岡「俺は嫌われてない」

その言葉にしのぶと隊士は驚いた音をさせる。そういえばあの隊士…最終選別の？

胡蝶「あぁそれ…すみません。嫌われている自覚がなかったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです」

冨岡は少しショックを受けていた。表情は変わってないのだから、器用なものだ

胡蝶「坊や」

隊士「はいっ」

胡蝶「坊やが庇っているのは鬼ですよ。危ないですから離れてください」

隊士「ちっ…!!違います！いや違わないけど…あの、妹なんです！俺の妹で、それで」

胡蝶「まぁ、そうなのですか。可哀想に。ではーーー…苦しまないよう、優しい毒で殺してあげましょうね」

胡蝶は刀を構えた。私も冨岡が居なければ頸を斬れるんだけど…

冨岡「動けるか」

隊士「!!」

冨岡「動けなくても根性で動け。妹を連れて逃げろ」

隊士「!!冨岡さん……すみません、有難う御座います!!」

あ、逃げた。追った方がいいのかな？

胡蝶「これ、隊律違反なのでは？Aちゃんはあの坊やを追ってください。カナヲも向かっている筈ですから」

私は一つ頷いて隊士と鬼の後を追った

途中でカナヲと合流し、隊士の背中を蹴って転ばせた

その間に私が頸を斬ろうとしたら隊士が私に覆い被さってきてそれを防いだ

隊士は殺しちゃダメって言われてるから手を出せなかったんだ

どうせ処罰されるのにね

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