善逸君に成り代わりました【鬼滅の刃】

42.許せない ページ42

『痛(つ)ぅ…！大丈夫ですか？しっかりして…』

！思ったよりも傷が深い…これは手当てしても助からない…

男性「出ら…せっ…かく…あ…あ…出られ…たの…に…外に…出ら…れた…のに……死…ぬ…のか…？俺…死ぬ…の…か」

せめて痛みを消してあげようと思い、即効性の鎮痛薬を飲ませて優しく抱き締めた

私は藤の花の毒だけじゃ無くて医学も少しかじっているのだ。だからそういう薬は常に常備している

？「ｸﾞｵｵｵｵｵｵ!!」

鬼の雄叫びと鼓の音が聞こえた

炭治郎「A…その人は…」

『…死んだよ』

最後に鎮痛薬が効いたのか、男性は穏やかな表情で亡くなった

正一「に、兄ちゃんじゃない……兄ちゃんは柿色の着物着てる……」

やっぱり何人も捕まってる…

ここの鬼の過去は知ってる…知ってるけど…やっぱり、許せないんだ

無意味に命を奪う行為は、絶対に許されないから…

私は男性を土の上に寝かせて立ち上がった

『炭治郎、行くよ』

炭治郎「ああ!!」

すると炭治郎は背中に背負ってた箱を二人の前に置いた

炭治郎「もしもの時のためにこの箱を置いていく。何かあっても二人を守ってくれるから」

中から鬼の音…やっぱり原作通り禰豆子ちゃんは鬼になっちゃったのか……

私達は屋敷の中に足を踏み入れた

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