善逸君に成り代わりました【鬼滅の刃】

30.神なんて… ページ30

私達は早速任務に取りかかった

なんでも女子供が次々と行方不明になっているそうだ

他の隊士も向かわせたが階級が丁までの様々な隊士が約40人行方不明となっているらしい

丁って…上から四番目じゃ…？なら結構強い鬼なのだろう

一瞬沼の鬼を疑ったが可能性は零に等しい。炭治郎の倒していた沼の鬼は弱かったから

そんなことを考えていると宇髄さんが急に立ち止まった

宇髄「お前、名前は？」

『…我妻Aです』

するとあのお決まりの言葉を言った

宇髄「そうか。いいか？俺は神だ！お前は塵だ！まず最初はそれをしっかりと頭を叩き込め!!ねじ込め!!俺が犬になれと言ったら犬になり、猿になれと言ったら猿になれ!!猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を常に伺い全身全霊でへつらうのだ！そしてもう一度言う。俺は神だ!!」

ﾊﾞｰﾝ!!と効果音がつきそうな勢いでポーズを取りながら言う

『…はぁ……生憎ですけど私、神とか信じない質なので』

宇髄「ああ！？」

『だって神が居たらこの世に鬼なんて居ませんし、大切な人が居なくなることもない。神がいるなら…無駄口を叩きすぎましたね』

神がいるなら私が親に捨てられることもない…なんて言いそうになってしまった

宇髄「……そうだな…」

宇髄さんは意外なものを見るように、そして悲しそうに私を見つめていた

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