善逸君に成り代わりました【鬼滅の刃】

13.壱ノ型習得 ページ13

先ずは基本である壱ノ型を習うことにした

霹靂一閃は神速の居合だ。神速の速さで敵との間合いを詰めてすれ違い様に頸を斬る

その分脚を酷使する。脚を鍛えてないと放つことは許されないのだ

私は木の前に立ち、姿勢を作る

桑島「もっと姿勢を低くせんか！」

ﾊﾞｼﾊﾞｼと杖で腰を叩かれる。滅茶苦茶痛いんですけど？

まあ、確かに善逸君はもっと低かったっけ…？こう…左足を引く感じで……

桑島「おお！やればできるじゃあないか！その体制で脚に意識を集中しろ。最大限の力を引き出すんじゃ」

呼吸の力を脚に…最大限の力を……

『ｼｨｨｨｨｨｨ……』

引き出せ…今……！


雷の呼吸．壱ノ型…霹靂一閃!!


落雷が落ちるような音がしたと思ったら私は木を通りすぎていた

腰に挿していた木刀と私の目の前にあった木は真っ二つにおれていた

ｽﾞｽﾞﾝ…と音を立てて木が倒れる

威力ヤバすぎない…？

桑島「…一回で成功しよるか…」

獪岳「……A…」

あ、そういえば獪岳は自分が出来ない霹靂一閃を善逸君が習得したから厳しかったんじゃあ…？

『か…獪岳…その……』

獪岳「やったな！流石Aだ！」

私の心配とは裏腹に、獪岳は超笑顔だった。原作では見たことない笑顔だ

音からも不満とか恨みとかの音はしない。心から祝福してくれてるの…？

『えっと……怒らないの…？』

獪岳「？何でだ？」

『だって…獪岳の方が努力してたし…後から来た私が…一回で…成功させて……』

獪岳「そんなの関係ない。Aには才能がある。雷の呼吸の才能がな。だから俺は何とも思わないよ…むしろ妹弟子が成長して嬉しい」

嘘の音はしない…じゃあ……

『獪岳…ありがと〜！』大泣き

思わず大泣きしてしまった

獪岳「おい！？泣くなって…」

原作と違う優しい獪岳…鬼になるなんて過ちは犯 さないで欲しいなぁ…

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