正反対の竈門兄妹5【鬼滅の刃】

212.轟く ページ12

切見世

最下級の女郎屋。客がつかなくなったり病気になった遊女が送られる場所…らしい

さっき大きな轟音がした。何処かで鬼が暴れてる…暴れてるってことは隊士がいるって事だろう

炭治郎か伊之助か…他の隊士が来たか……

雛鶴「天元様、私には構わずもう行ってくださいませ。先程の音が聞こえましたでしょう。鬼が暴れています」

宇髄「本当に大丈夫だな」

雛鶴「はい…お役に立てず申し訳ありません」

雛鶴には俺の事を話した。最初は驚いていたが受け入れてくれたのだ


天元の妻．雛鶴

蕨姫花魁が鬼だと気づいたが向こうからも怪しまれ目をつけられたため身動きがとれなくなった

毒を飲み病に罹ったふりをして京極屋から出ようとするも、別れ際蕨姫花魁に帯を渡された

監視、及び殺害を目的として

何か起こった場合即座に雛鶴を始末できるように


俺はまだうごめく帯を細切れにして小刀で床に刺した。更に血鬼術で凍らせる


血鬼術．氷河之華


華の形の氷が帯を固めた

宇髄「お前はもう何もしなくていい。解毒薬が効いたら吉原を出ろ。わかったな」

宇髄は雛鶴を抱き締めた

雛鶴「…はい」

『話は済んだか』

宇髄「ああ、行くぞ」

俺達は屋根上へと出て鬼の方へ向かった

すると急に宇髄が通りの地面に這いつくばって耳を傾けていた

一体なんだというんだ…？

宇髄「A、飛ばされるなよ」

『は？』


音の呼吸．壱ノ型…轟！！！


宇髄が二本の太刀を地面に打ち付けると同時に爆発が起きる

一体なんだよ…！？

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