【文スト】ボカロ専門歌い手は異能力者【歌い手】

4話 ページ5

私が人質なって早二時間。
只今の時刻、八時……遅刻ですね。
何だよ、今日合格か不合格か決まるのに……此れでは不合格だな。

「あの…」
強盗犯「黙ってろ！」
「(￣ー￣)」

さてはて本当に困った…。
ここは私が解決しちゃうか。うん。

「異能力、死神。」

私の手に鎌が現れる。

強盗犯「なっ！？」
「さぁ…遊びましょ★」

そこからはあっという間。
私が縄を切って強盗犯を拘束。はい終了。
さて、警察からの取り調べが来る前にとっととおさらばしないと！

ーーー探偵社ーーー

私は勢い良くドアを開けて謝罪する。

「すいません！遅くなりまし…た……？」

そこに広がった光景は……綺麗に飾り付けされた事務所だった。

「……は？」
？「いやー、凄いねぇ！君！」
？「まさか乱歩さんのいう通りになるとは……」
？「難だ？国木田。この僕を信じてないのか？」
？「そう言うわけでは！」
？「……おめでとう。」
？「やるねぇ。」
？「本当に、合格してよかったよ。」
？「おめでとうですわ！」
？「おめでとうございます！」

……は？

社長「さっきの強盗の件、ご苦労だった。」
「社長！申し訳ありません…面接発表の日に遅れてしまうなど……」
社長「嫌、あれは仕方の無いことだ。」
敦「Aさん！」
「中島さん。」

するとみんなでせーのといい、

全『入社、おめでとう！』

と、言われた。
ああ、何と素晴らしき人生だ。

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