賢者の孫には姉が居るそうです3【賢者の孫】

103話 ページ3

〜暫くして〜

『暑くなってきたね』

ユリウス「夏期休暇も目前で御座るな」

アリス「や〜それにしても楽しみだね！シン君の提案した夏合宿!!」

マリア「魔人を相手にするなら休みといえど力をつけたいもんね」

リン「朝から晩まで魔法漬け…最高」

シンが言い出したときは少し驚いたけど…皆快く受け入れてくれた

確かに魔人と戦う可能性がある以上出来るだけのレベルアップはしておいてほしいね…

アリス「ところで合宿ってどこでやるの？やっぱ夏らしく海とか？」

『実際の魔法演習は例の荒野で出来るから…何処か泊まれるところがあれば…』

オーグ「それなら研究会の領地でいいんじゃないか？」

シン「？領地？」

シエル「貴族は領主であるものが多いからね」

マリア「うちは港町ね」

シシリー「私のところは温泉街です」

トール「自分のところは職人街ですね」

ユリウス「拙者のところはリゾート地で御座る」

シン「武士の！？」

そこ突っ込んじゃいかん

マリア「うちは練習後にゆっくり出来るような所じゃないわよ」

トール「自分のところも同じく…」

『ということはユリウスかシシリーの所か…』

シエル「ユリウスの所はやめといた方がいいよ。魔人騒動の渦中でリゾート地に行くなんて何て言われるか分からないよ」

ユリウス「実際、予約のキャンセルが相次いでいるみたいで御座る」

シン「じゃあ練習後の保養もできるし…シシリーの領地でお願いしていいかな？」

シシリー「はい!!お役に立てて嬉しいです!!」

それとシシリーのご好意で資金は無料になった

…あれ？シシリーの後ろから後光が見えるんだけど…気のせい？←

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